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バウムヴェルトとの邂逅
2日続けて遅れてしまいました。
ごめんなさい。
鋭い眼光が向けられた。
「ワガナハ、バウムヴェルト。
コノモリノハンブンヲスベルモノ。」
驚くことにスライムたちとは違い、
声帯らしきところを震わせ、魔法を
使わずに声を発しているようだ。
「俺は、空雅 」
「ヨイ。ワレハスベテヲシッテイル。
ミューリィトユウワシタラシイナ。」
出鼻をくじかれた気がした。
「ああ、そうだ。」
「ワレトモオナジテグチデ
コウショウスルキナラムダダ。」
対話がしたいといっておいて、
交渉する気は無いときた。
これには少し腹が立ち、
凄み返してみたが、無視され
結局は虚しいだけだった。
「では、どうするつもりだ?」
「ワレラワ、ナンジラノ
ジツリョクヲミテミタイ。」
実力を見てみたい。そんなことのために、
数多のガリンゴを放ち、犠牲にし、
あまつさえ、俺たちと闘おうというのか。
「どうしてだ?」
「リユウナドヒツヨウナイ。」
釈然としない。
「ワレハナンジラヲタオス。」
「ちっ。どうする?」
「どうするも何も、
やるしかないと思うよ。」
少々嘆息した桜が答えた。
「やるか。」
「ソウコナクテハナ。」
やる気満々の敵さんに
疲れた体で戦闘態勢をとった。




