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本日2話目です。
オーガリンゴは攻めてくるが、
何か違和感を感じた。
それがなにか
気づく間はなかったが。
(つ、つぇ~)
連中はさっきまでの奴らと違い、
一体でもべらぼうに強かった。
ザシュッ
「つっ、~~。」
オーガリンゴの鋭い角が頬を掠った。
既にボロボロだが、頬に赤い筋が
一筋走り、余計に傷ついて見えた。
「だ、大丈夫?」
心が他のオーガリンゴの攻撃を
避けながら、心配してくれた。
「あぁ、大丈夫だ。」
まだ少し余裕が
あるように感じられるのは、
奴らが数で攻めてこないからだ。
なぜか先程からは、
オーガリンゴと我々で
一人ずつの決闘スタイルに
なってしまった。
「余裕か油断か知らんが
今しかチャンスはない。」
「分かってるけど、
これはちょっとキツいよ~。」
「口を動かすよゆ
「きゃぁ~!」
口を動かす余裕があったら
敵を片付けろ。と言おうと
したら、桜が悲鳴を上げた。
よく見たら桜も掠ったようだ。
「大丈夫か?」
自分の事を棚に上げて、
偉そうにしているが、
結局疲れているところに
虚勢を張っているだけだった。
「う、うん、大丈夫だよ。」
皆、服も体もズタズタで
それでも気力で立ち向かっていた。
ザシュッ
一際大きい音を立てて、
心が戦っていたオーガリンゴの
角が半ばから折れた。
「俺も続くぞ!」
一人テンション上げて、
敵の隙を窺う。
その時、オーガリンゴに
抱いていた違和感の正体に
行き当たった。
(あの、実付きから離れずに
互いに死角を補っているのか・・・。
すげぇや、今の俺らには
そこまでの連携はできんな。)
素直に感心しつつも、
攻撃速度を上げ、
勝負を決めにかかった。




