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オーガと実付き
遅れてしまいました。
ごめんなさい。
ガルァー
「ちっ!次から次へと
化け物どもが!」
「あれはたぶん、オーガリンゴ
という種類です。彼らの中でも
相当危険な奴と聞いています。」
「マジか・・・。」
「彼らは血気盛んです。
気をつけて下さい。」
そのオーガリンゴとやらは
ちょっとの会話の中、
こちらを睨みつけている。
いまここで攻められるのは
非常にマズい。
皆の顔に疲弊の色が浮かんでいる。
「皆、大丈夫かっ?」
「はい。」
「まだまだ、行けるよ!」
「大丈夫だよ、おにいたん。」
気力を振り絞って
返答してくれた。
「あれには近づかないで、
できる限り離れてね。」
「おう。」
そこでまた甘い香りがする。
「また集まってきやがった。」
角が生えた奴もいくらか見える。
そして、そのどれもが実の付いた
ガリンゴを護るように囲っている。
「フィーヤさん、あっちの
実が生っている奴は分かるか?」
「いえ、あれについては
聞いたことのないものです。」
「そうか。まだ、それ程集まっていない。
少ない内に突破するぞ。」
「はい。」
ガルァー
「おにいたん!」
「分かってる。」
奴らは果敢に攻めてくる。
こっちも負けずと
駆けていった。




