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次元を超えたRPG!  作者: ゼロ
~序章~
6/202

魔物との遭遇

初戦闘です。

(この音どっから?)


ガサガサっ。


「上かっ。って、林檎が?んなアホなことが・・・」


「ギシャー」


「あった・・・」


「てかヤバっ。早く逃げなきゃ。」


襲いかかる林檎のような魔物。

一つ目で牙のある口を持つ、一見普通そうな林檎。

それをなんとか躱す。


(あっぶねー)


バキっ。


(なんだ!?)


恐る恐る後ろを振り返ると。

さっきの林檎が避けた先の木をエグっていた。


「うっそー・・・」


(ちょっマジやばい・・・)


逃げようとすると、林檎がこちらを睨みつけてきた。


まるで、次は殺すとでも言うかのように。


(マジ無理ゲーなんすけど・・・)


(いやまてよ。俺は脳筋ビルドだ。

 筋力や俊敏さなら・・・

 いやどう考えても負けている。)


(他に何か手は・・・)


ビューン。さっ。カスッ。


「つっ~、避けきれなかった。

 血が出てやがる。」


ビューン。


「くそっ、逃げ続けるしかないのか。」


(どうすればいいんだ。

 奴に喰われるしかねえのか。)


林檎が右に左に追いかけ続けてくる。


「そうだっ。」


(やつが次の動作へ移るため止まる瞬間。

 そこに攻撃を加えれば。

 やつが魔物だろうと林檎には違いない。

 ならばそこまでの硬さはないはず。

 無いよねッ・・・あったら困る)


「あぁーもう、殺るしかない。」


ビューン。トッ。


「今だ!」


ボコッ。


渾身のパンチが林檎にクリティカルヒット。

半分ほど体を失っている。

が、林檎はどうやらまだ動けるらしい。


「嘘だろ。やっぱ今のうちに逃げるか。」


(いや、どうも様子がおかしい)


ついには動きが止まった。

どうやら動いていたのではなく、

もがいていただけのようだ。


(ほぉー)


「これでなんとか帰れる」

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