謎の電波ジャック
_SIDE空雅の母_
最初に指輪を手に入れてから
まる一週間経った、木曜日。
空雅たちが学校へ行っている間に、
世間ではある事件が起こっていた。
昼頃、テレビを見ていると・・・
「この番組、面白いわね~。」
ザーッ ザーッ
「あら?番組が急に変わったわ。
故障かしら?」
「えーっ、テスッテスッ、
マイクのテスト中~。」
テレビ画面には、真っ黒な服に白い仮面を
つけている怪しい人物が映っていた。
「なあに?おかしな人ねぇ。
あの人の知り合いだったりして。」
「えーっ、皆さんっ、初めまして。
私たちは勝手ながら、現在、
日本国内の電波を全てジャック
させて頂きました。」
「何を言っているの?」
「今回の電波ジャックは、あるブツを
とある機関より派遣された私が
紹介するために行いました。」
「???」
「そのブツとは、現在画面に映っている
この指輪です。只の指輪ではありません。
とても特殊な指輪です。」
「只の指輪よねぇ~。強いて言うなら
真ん中の黒い宝石がキレイなことかしら?
そう言えば、心たちがこんな指輪を
貰ってたわね~。同じのかしら?」
「詳しく述べることは許されていませんが、
この指輪を今日から丁度一週間経った
来週の木曜日の正午に各都道府県庁前で
それぞれの箇所で5つずつ販売させて
頂きます。販売価格は一つ十万円です。」
「あの指輪が十万・・・。」
「今回のお知らせはこれぐらいですね。
本日はご静聴ありがとうございました。
では、また。」
そういって、彼?彼女?は優雅に
一礼した。すると画面が元に戻った。
「いったいなんだったのかしら?
食事時にでも三人に話してみよっと。」
そう決めて、またテレビに意識が戻った。




