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異世界探索
ちょっと短めです。
しばらく森を散策する。
辺り一帯を鬱蒼と木々が生い茂り、
森の出口が一向に見えない。
代わり映えしない景色に正直飽きてきた。
「ここほんとに出口あんのかねえ。」
あたりが少しずつ薄暗くなっていく。
(結局なんもなかったな。そろそろ帰るか。)
グゥ~。
「そういや晩飯食ってないんだよな。」
(んっ?こんなとこに道がある。
こんな辺鄙なところを通るやつがいんのか。
しかもしっかり整備されてる。
この道通るとどっかの街に行けるかも)
少し道沿いに歩くと視界の隅に何かが見えた。
「おっ、あんなとこに林檎がなってんじゃん。
あれ食べて一旦かーえろっと。」
小走りで林檎がなってる木に向かう。
「よし、ギリギリ届くな。」
ガサガサっ。
「なんだ?まさか、モンスターでも」