鍛錬-心3 魔法
また遅れてしまいました。
ごめんなさい。
「よし、それでは魔法についてじゃ。」
「はい。」
(村長さん大丈夫かなー?)
「儂もいくつかは魔法を扱えるからの。
心配せんで大丈夫じゃ。」
「うん。」
「まずは強化魔法じゃ。魔法の中でも、
近接攻撃を扱う者には必須じゃな。」
「え~っ。もっと派手に爆発する
ような魔法教えてよ~。」
「無理言うな。儂が扱えるのは、
結界魔法と強化魔法だけじゃ。」
「え~~。」
(どうせそんな所だと思いましたよ~だ。
この後で絶対に攻撃魔法習ってやる!)
「そう腐るな。強化魔法も極めれば、
そんじょそこらのショボい魔法
なんざ蹴散らせるようになるんじゃ。」
「じゃあ、村長さんにはそんなこと
ほんとの本当にできるの?」
「儂にはできんかった。
この年になるとなかなかこれ以上の
成長は見込めんしの・・・。」
「そうなんだ・・・。」
(ですよね~・・・)
「まあ、最初に魔力操作が
できるようになってからじゃな。」
「あっ、それならできるよ。
昨日おにいちゃんがやってるの見て、
同じように力技で覚えたんだ。」
「ほぉー。すごいのう。」
「そうかなぁ?
こころはバカだから、
頭使えないってだけだよ。」
「まあよい。なら、強化魔法の練習じゃ。」
「は~い。」
「まずはその魔力を両の脚に
集めてみるのじゃ。」
「はい。」
無理矢理力任せに体内の魔力を集める。
脚に力が漲ってくる。
「おお、なかなかやるのう。」
「これをどうすればいいの?」
「その力を維持したまま、
その場で思いっきり
ジャンプしてみるんじゃ。」
「は~い。」
力を込めて思いっきり跳ぶ。
いつもなら1mも跳べない。
しかし・・・。
ブューンッ
「おお~。すっご~い。」
周りの家よりも高く跳んだ。
軽く10mは跳んだだろうか。
ドスンッ
「おっとっと。」
着地でバランスを崩し、こけかけた。
それになんだか少ししんどい。
体よりも精神に負荷が
かかっているような感じだ。
「よし。まずまずじゃな。」
「これが強化魔法?」
「そうじゃ。まあ、その初歩じゃがな。」
「すごかったー。」
「そうじゃろ。
これをお前さんに伝授してやる。」
「うん。」
心は目を輝かせながら頷いた。




