鍛錬-心1 剣術の基礎
前日分が遅れているので
本日2話目です。
_SIDE心_
「二人ともいいなぁ~。」
「まあ、我慢せい。
剣術の基礎を学び終え、最低限の力量を
つけたら、魔法を学んでもいいぞ。」
「うん。わかった。」
(本当は魔法も使いたいのになぁ~。
剣なんて地味だし・・・)
「とりあえずこの木刀を振ってみてくれ。
それによって訓練内容を変えるからのう。」
「う、うん。」
(お、おもい・・・)
そう言って、推定1.8キロぐらいと思われる、
無骨な木刀を渡された。
とりあえず、それを振る。
重さはそれなりにあったが、
振って振れないことはない。
「驚いたのう。基礎がしっかり
出来ておるようじゃ。
どこぞで習ったことがあるのかの?」
「うん。え~っと、5歳ぐらいの時に
やってみたいなって思った時期があったんだー。
まあ、あの時は3ヶ月でやめちゃったから
それっきりだけどね。」
「ほう、それだけでか。すごいもんじゃのう。
ただ、それは他人を『切る』ものじゃなくて、
他人を『倒す』ための剣術じゃったのじゃろ?」
「うん。向こうでは攻撃手段としてじゃなくて、
相手に傷を負わせないようにして、
競う様なものだったから。」
(そう、剣道じゃ人は傷つけられないの。
でも、こっちじゃ、いずれ覚悟
しなくちゃいけないよね・・・)
「なるほどのう。なら今ある剣術の形をベースに
相手を切れるように形作るかのう。」
そんなこんなで、心の訓練はスタートした。




