鍛錬-空雅2
「系統っていうのは、スキル効果の
種類みたいなものかな。
攻撃、防御、強化、移動、精神などが
あるわね。属性は、火、水、土、風、
聖、闇、邪などのエネルギーの種類ね。
こっちは大まかに正と負に分けれるわ。」
「なるほど。」
よくわからんが、色々あって、
いくつかに分類されているのはわかった。
「まあ、とりあえずやってみましょうか。」
「はい!」
(スキル!スキル!
っていかん、スキルにとり憑かれている)
「最初は純粋な魔力を手のひらに集中して。」
「??? せんせ~、
魔力ってどうやって集めるんですか?」
「あっ、そうか。えっと君たちの世界?
には魔力がなかったんだよね。
こっちじゃ簡単な魔力操作なら子供でも
出来るからすっかり忘れてた。」
ちょっとムカッとしたが仕方がない。
こちらとむこうの違いだ。
「えっと、魔力っていうのは、基本的に
この世界の生きとし生ける物すべてが
持っているものなの。稀に持ってない
人がいるけどそういう人は、こちらでは
魔力枯渇症という病だと思われているわ。」
「ふむふむ。」
さっきからずっとメモを取っている。
すぐ忘れそうだからだ。
俺にはついていけなさそうだ。
「また、魔力は大気や土壌、植物にも
含まれているの。だから、我々は魔力を
消費した時に呼吸や食事といった形で
回復できるわ。」
「なるほど。」
(こりゃ完全に学校の授業だ。
しっかり受けてなきゃ、後で問題が・・・)
「で、魔力操作の話なんだけど、魔力は
常に循環しているの。大気中でも人の体内でも。
それを一部でせき止めることで
魔力を集めることが出来るの。」
「なるほど。」
「だいたい、5歳児ぐらいの子供が
二三日かけて感覚をつかんでくるわ。
習うより慣れろ。まずはやってみて。」
スキル習得は前途多難なようだ・・・。




