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次元を超えたRPG!  作者: ゼロ
~第1章~ 異世界探訪編
34/202

新たなお供

「クーガさん、ちょっと待ってくれませんか?」


ミューリィが帰り際に声をかけてきた。


「我が子を一人連れて行ってくれますか?

 妾とは違い多種族とも関わり合いを

 持って欲しいのです。それに、

 あなたは信用できそうですから。」


子供を連れて行って欲しいらしい。


「いいのか?」

「まだ子供ですが、ピュアスライム

 という特殊なスライムで、

 今後も役立つと思うのですが。」

「そういう意味じゃ・・・。

 まあ、いいや。で、その子は?」

「この子です。」


そこには、何もないように見えた。

しかし、よく目を凝らしてみると、

赤い玉のようなものが見える。

そしてそれを囲うように僅かな

揺らめきが見えた。


「まさか、透明なスライムなのか?」

「はい、その通りです。

 今はまだ力はありませんが、

 いずれ大きな力となるはずです。」

「分かった。その子を連れて行く。」


俺は即決した。


「二人ともいいか?」

「「いいよ。」」

「っていうか、可愛いねぇ~。」


妹二人もいいようだ。

というか、桜の目がキラキラしている。

こういうところはまだ子供なのだろう。

ふと心を見ると、心も目を輝かせていた。


(子供じゃなくて、二人とも乙女なんだな~)


スライムの方も

可愛いと言われて照れたのか、

心なしか頬を染めて

イヤンイヤンするように

ぷるぷるしている。


(癒される~・・・

 っていかんいかん

 そろそろ帰らんと)


まだスライムにデレデレしている妹たち。


「村の人たちは一足先に帰ったから俺らも急ぐぞ。」


いつまでも埒が明かないので

そう言って今度こそ踵を返した。

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