弱者ぶった強者
「小僧達はどれくらい強いんじゃ?」
俺たちは村から出る前に老人たちに聞かれた。
俺たちは自分たちが思った通り
唯の子供でそんなに強くないと、そう言った。
村から出てすぐのこと俺たちは、青色の粘体に囲まれた。
丸っこいスライムは奇妙な嫌悪感をもたらした。
「来たぞ。野郎どもかかれー!」
「「「「「おお~!」」」」」
大量のスライム(数えるのも億劫になるほど)に囲まれて
村の老人たちも奮闘していたが、なかなか倒せずにいた。
「『ファイヤーボール』」
そんな中、フィーヤさんだけは火の魔法で
次々にスライムを倒していた。
(すごいな。俺たちも行くか)
パリンッパリンッ
音がした方を振り向くと炎が燃え盛っていた。
その炎に巻き込まれたくさんのスライムが蒸発していた。
(あれは火炎瓶か心のやつ考えたな)
パンッパンッパンッ パシンッパシンッ
またまた音に反応して振り向くと、
桜がフィーバーしてた・・・。
(マジか・・・)
桜はなんと両手に武器を持っていた。
左手には銃みたいなものを、
右手には鞭みたいなものを。
しかも、銃弾や鞭は電気を帯びていた。
(フツーあんなもの作れるか?)
戦々恐々としながらも自分も狩りに出た。
「ファイヤ~!」
実際一番フィーバーしていたのは俺かもしれない。
俺はおもちゃで作った火炎放射機を手にスライムの群れに突撃した。
結果、あっという間にスライムは壊滅した。
「小僧共あれのどこが弱いんだ?
むちゃくちゃ強かったじゃねぇか。」
「俺たちが強かったんじゃなくて、
完全に武器の性能だ。」
「それだけスゲェ武器作れるんだ、
あんたらも十分スゲェぜ。」
そんなことを言い合いながら進んでいると、
さっきまでとは明らかに違う容姿の者に囲まれた。
「なんだありゃ?」




