22/202
方針
「起きてらっしゃいますか?」
「ああ、昨日早くに寝たからか、
少し早く起きてしまったんだ。」
「そうですか、あと一時間もすれば
朝食の用意ができますので、リビングにって・・・
分かりませんよね。その時にまたお呼びします。」
スタスタスタ
「とりあえず、時間があるから今後どうするか
三人で話し合おっか。」
「わかった。」
「おにいたん、とりあえず優先することは、二つ。
情報収集と資金確保かなぁ。
そのためにもおにいたんにはフィーヤさんと
仲良くして欲しいな。」
「どういうことだ?」
「フィーヤさんは村長の娘さんでしょ。
だからいろんな情報持ってるかなって。
それに、この村でお金稼ぐなら、
権力者の推薦があると便利でしょ。」
「なるほどな。」
(桜はそこまで考えてあるのか・・・)
「なら、その方針で行くか。」
「うん。」
「心は分かったか?」
「うん・・・多分。」
「しかし、この指輪はすごいよな。」
「そうだねぇ。
だからこそこれについては隠しとかないとね。」
「おう。」
「あと、この森から出る手段も早く用意したいな。」
「そうだね。いつまでもここにいるつもりはないしね。
ねぇ、おにいちゃん、なんか考えないの?」
「いまんとこはさっぱりだ。」
「やっぱり、この村の人と協力して、
あの林檎を倒すしかないかなぁ・・・。」




