想い人
前話、最後のセリフ若干修正。12/28
「く、黒岡くん、あの、その、大丈夫?」
「帆風さん・・・。」
(相変わらず可愛いな、こうやって俺が
やられてると声かけてくれるんだよな)
「えっと~、本当に大丈夫?」
「あぁ、ごめん、大丈夫だよ。」
(俺のこと好きとかそういうんじゃないだろうけど)
「大堂寺君達もひどいよね、
あのね、・・・。」
「あの、帆風さん?そろそろ授業始まっちゃうよ。」
「ごめんね、席もどるね・・・。」
_SIDE帆風 舞_
(あぁ~もう、私のバカバカ。
折角誘えるチャンスだったのに。
ひとこと「一緒に帰りませんか?」って
言いたかったのに~)
(黒岡くんは私のこと好きかな?
まさか、嫌いじゃないよね・・・
ううん、でもでも)
キーンコーンカーンコーン。
(ううーん・・・)
「あの、舞さん?」
(どうしよ・・・)
「えっとー、舞さん?」
「あぁ、ごめんね、春花。
ちょっと考え事してて。」
「何か、悩み事かい?」
「いや、あのね・・・。」
「もしかしてまた彼のこと考えてたのか?」
「違うって、泉ッ。」
「ムキになって怪しいな、そんなにいいのかねー。」
「黒岡さんでしたっけ。
私はあまり殿方とお話することがありませんから。」
「あのね、だからね、2人とも~・・・。」
_SIDE大堂寺連夜達_
「帆風・・・。」
(くそっ、なんであいつのことばかり・・・)
「レンくん、やっぱり勝ち目ないと思うよ。」
「なんだと、ノブ!」
「僕は諦めることをお勧めするよ。」
「てめぇー!」
「まあまあ、アニキ落ち着いて。」
「ユメはどう思う?俺に勝ち目はないのか・・・」
「そんなことないと思いますよ。」
「そうかぁー?
俺に同情してるだけじゃねぇだろうな?」
「違いますって、アニキ。」
「ユメト、あんま期待させちゃ・・・。」
「ノブ、言いすぎだ。」
「そうかい?」
・・・・・・
(なんで、帆風・・・)




