時間の問題
宿屋で一眠りした後、明け方に一旦家に帰った。
日付が変わって月曜日からは普通に学校だ。
流石に学校をズル休みするわけにはいかない。
学校の支度をして、朝食を食べて学校へ行った。
家でもお袋からこの二日のことや身体中の
傷跡について言及されることはなかったし、
学校でも周りから何か言われることはなかった。
ただ、何かあるとは思っていそうだったが。
学校が終わり次第すぐにまた向こうへと戻った。
「やっぱり学校終わってからだと
夕方になっちまうなー。」
「それに今日は晩御飯を帰ってから
食べないと行けないしね。」
「あんまり居れないよね~。」
こればっかりはどうしようもない。
頻繁に家を空けていては、
いずれお袋から何か言われるだろう。
そうなれば、こっちに来づらくなる。
「そうですか。こっちは大丈夫です。」
ぷるるー
フィーは少し寂しそうな顔をしたが、
気丈に振る舞った。
たぶん、知らない土地で一人は心配なのだろう。
ライムもさっきから寂しさを紛らわすかのように
俺たちにくっついて震えている。
(なんとか時間をとれねぇかなぁ・・・)
_SIDEゴブリン_
「隊長・・・。」
「それでお前らはおめおめ逃げ帰ったという訳か。
この恥曝しが!我々ゴブリン族を貶める気か?!」
「シカシ、ヤツら人間はスライム、使役シテル。
ヤツら、いる方向、人間の砦、アル・・・。」
「ん?・・・そうか。
よし、そこへ攻め込むか。
奴らもどうせそこへ向かったのだろう?
これで邪魔ものは消えるし、俺様の
評価も跳ね上がるってもんだ。」
「キケン、隊長でもヤメた方がイイ。」
「大丈夫だ。俺を誰だと思ってやがる。
準備が整い次第、ぶっ潰しに行くぞ!」
「ワカった、準備シテ、攻メ込ム。」
(隊長ナラ、ヤレるかもシレナイ)




