指輪の集い
「あったまったら、風邪引く前に部屋行くぞ。」
「「はーい。」」
__空雅の部屋__
「それで、お前らが貰った指輪もう一度見せてくれるか?」
「いいよ~。」
「はい、おにいたん。」
「ありがと。」
(やっぱり、俺のと同じだ)
「二人とも、これ使ったことあるか?」
「「使う?」」
「おっさんから、何も聞いてないのか?」
「「うん。」」
「聞く前に走って帰っちゃったから。」
(なるほど・・・)
「二人とも、ちょっといいか?
右手貸してくれる?」
「はい。」
「これでいい?」
「ああ。」
「なにするの?」
「いいから、俺に任せろ。」
スルッ。
俺は二人の右手の中指に指輪をはめた。
「「わぁー。」」
二人はなぜかニコニコしている。
「二人とも今から俺の言う通りにしろよ。」
「「うん。」」
「まず、指輪の宝石みたいなのに手を置いて。」
「「こう?」」
「そうそう、それでこう言うの。
俺を真似て。
『次元を超えよ』」
「「『次元を超えよ』~。」」
クラッ。
__異世界__
「うまくいったか。」
「「うわ~。」」
「おにいちゃん、ここどこ?」
「俺も良くは分かってないが、
VRゲームの中っぽいぞ。」
「そうなのー?」
「おう。」
「ただ、この森危険そうだからなー。」
「おにいたん、だいじょーぶなの?」
「多分な。」
「そうだ、二人とも、
ステータス見せてくれないか?」
「「ステータス?」」
「ああ、すまん。
さっきみたいに指輪に触れて、
『ステータス』って言ってみて。」
「「『ステータス』っ。」」




