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次元を超えたRPG!  作者: ゼロ
~序章~
1/202

プロローグ

初投稿です。

よろしくお願いします。

とある日常、その日はそんな一日に過ぎなかったはずだった。


俺は、その日も気だるげに家へと帰っていた。


(あ~だりーなー、なんかおもしれえことねーかなー)


「おっ、なんだありゃ?」


いつもの帰り道に知らないおっさんが座りこんでいる。

どうやら露天を開いて何かを売っているようだ。


(面白そうだな。よし、寄ってくか)


「よっ、おっさん。何売ってんだ?」


声をかけると、明らかにひ弱そううなおっさんが予想に反して睨んできた。

まるで品定めでもするような瞳だったがすぐに目を伏せた。


「私が売っているのはゲームだよ、少年。

 この新型ゲームハードと対応ソフト『リアルRPG』。」


「『リアルRPG』だ~?

 なんだそりゃ、随分大層な名前つけやがって。

 で、そりゃ面白いのか?」


「もちろん。まあ、これは試作品だけどね。

 限定100本、無料でβテスターを募ってるんだ。

 少年は興味ないかね?

 最後の一本が余ってしまってね。」


「ふ~ん、本当にタダなんだな。」


「もちろんだよ少年。」


「よし、なら貰うわ。

 後その少年って言うのやめてくんない。

 俺は、空雅。黒岡空雅(くろおか くうが)ってんだ。」


「わかったよ。空雅くん。これが商品だ。

 説明はしっかり読んでプレイしてくれ。

 楽しんでくれよ?」


「もちろんだ。

 じゃあな、おっさん。」


これが俺の、俺たちの日常を、世界を変えた最初の出来事だった。

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