蟻人女王国
見難い火傷の子92
蟻人女王国
船縁から景色を眺めていると、追われている馬車?を見つけた。
追っている側は馬に乗った魔人20人。
何か叫んでいるようだが何を言っているのか判らない。
そこで双眼鏡をニールに渡す。
ニールは受け取り叫んでいる側を見て言葉を読み始めた…
「さぁ、逃げろ逃げろ。何処までにげられるかなぁ~。ぎゃはははは。」
馬車?の方は必死の逃走。でもだんだん距離を詰められていって居るようだ。
「お前らは今夜おれらのご馳走になるうんだよ~。ぎゃはははは。」
聞いて、リーダーは飛び降りた。続いて皆も飛び降りた。
突貫!
魔人はこの辺りで有名な盗賊団だった。
縄でぐるぐる巻きにされ猿ぐつわを嵌められ。
急遽作成の格子台車に放り込まれた。
例によってぎゅうぎゅう詰めである。
追われてた人たちは戻ってきて、お礼を言う。
馬と思っていたのはオケラの魔物。
そりゃ早く走れないわな。
追われていた人たちは蟻人だった。
エクソスケルトン帝国内の一国。
蟻人の国は女王の国で秩序正しく安定していて平和なんだと。
自分はその国で宰相をしており、辺境を見回った帰りに襲われたらしい。
格子台車は船から吊り下げ。後は船内馬小屋収納、馬車小屋収納。客室。空間拡張で船内はゆったり。
全員で船旅になった。
蟻人女王国が見えてきて、城門脇へゆっくりと着地。
いろいろ降ろしてソラは収納袋へ。
門の前の入国行列に並んだ。




