オー魔戦争
見難い火傷の子70
オー魔戦争
オーガ帝国には戦争中の魔人王国がある。
魔人王国からオーガに扮したスパイが常に侵入してくる。
それを取り締まるのがオーガ帝国諜報局。
銅貨形警部。
今日も今日とてスパイに目を光らせている。
スパイ大作戦
オーガ帝国諜報局に一通の予告状が届いた。
「明日深夜1時、ナイショダヨ文書を戴く。マージン三世。」
予告状を握りしめ闘志を燃やす銅貨形警部。
銅貨形「今度こそ捕まえてやる」
鉄壁警備を敷く銅貨形警部。
当日深夜一時、いきなり真の闇と化した場内。
どこからとも無く笑い声。
マージン三世「ナイショダヨ文書はいただいた。あばよ、とっつぁん。」
またしてもマージン三世に奪われてしまった。
悔しがる銅貨形警部。
翌日「奪われた機密文書」としてオーガ日々新聞に載った。
これ、完全に範囲外だなと新聞を読みながら
モーニングと奈落珈琲を堪能するリーダーであった。
それは国境の街から始まった。
魔人王国兵に撃たれるオーガ帝国兵。
休戦の終わりである。増援を呼び防備を固めるオーガ帝国。
一時の膠着状態。
前哨戦から本戦へ。
魔人王国は
打開をするとて集められたベヒモス機甲師団。
バハムート爆撃隊。
ワイバーン戦闘機隊。
着々整えられる軍備。国境の街は風前の灯火。
その情報はいち早く帝都に知らせられた。
帝都では帝都軍2万、近衛軍5000千をもって国境の街に向かった。
冒険者ギルドでも大騒ぎ。
国が危ないとき冒険者で志願兵を募る。
依頼版によって。
爆炎も一宿一飯の恩義。
参加することとした。
冒険者志願兵2000名も国境の街に向かった。
魔人王国将軍ホーケンは安心していた。
油断とも言う。
「ランチェスターの法則
第二法則「戦闘力 = 兵力の質 × 量の2乗」
に照らしても圧倒的。もう無理としか言い様がない。
だって唯の一匹ですら国が滅ぶ脅威なのに…
ベヒモス機甲師団。
バハムート爆撃隊。
ワイバーン戦闘機隊。
だよ。
これほどの戦力を揃えて負けるなど万が一にも無いわ。がはははは。」
そして火蓋は落とされた。
全滅できると思っていた。
しかし何かおかしい、何処かがおかしい。
戦いが進むにつれ兵力が消えてゆくのである。
原因は…食材確保作業をしている爆炎であった。
一時間の戦闘後、魔人王国将軍の軍隊は消えていた。
時間停止容量無限袋の中に。
そして魔人王国将軍ホーケンも捕虜になった。
嘘だあり得ないと騒ぎながら…
そして始まる大宴会。
魔人王国将軍ホーケンの敗因
敵に爆炎が居た。
魔人王国
アト「ホーケン将軍が負けただと?
何を言っておるのだバショク将軍。
ベヒモス機甲師団。
バハムート爆撃隊。
ワイバーン戦闘機隊。
を揃えた軍だぞ負けるわけなかろう。」
魔人王アトは笑う。
バショク「それが残念ながら事実なのです。ホーケン将軍も敵の捕虜になりました。」
暗い声でバショクは呟く。
アトの手にした扇がポトリと落ちる。
アト「ホーケン将軍が…どうすれば良い。これからそうすればいいんだ。」
バショク「心配要りません。このバショクの任せれば全て安泰です。」
その言葉を聞き安心するアト。
果たして魔人王国の命運や如何に…
魔人王国オーガ帝国戦争で負けた魔人王国は
経済が破綻し貧国となった。
何をやっても手遅れ、富国に戻ることは出来なかった。
それでもアト王は生活を改めようとせず贅沢三昧。
とうとう国民の怒りを買い、革命の後ギロチン刑に…
魔人共和国となった。
密林エリア
オーガ帝国の脇に広がる巨大湖、オーガ湖。
毎年あちらこちらの密林から陸大蟹が集まってくる。
陸大蟹の旅
野を越え丘を越え、時には家の中を通って、一斉に。オーガ湖へ向かって…
水に入るとお腹に抱えた子供を放つ。
その後の陸大蟹は乱獲を避け食べる分だけ捕らえる。
オーガ帝国では商業捕獲は禁止されている。
帰宅後に宴会をする。
この時期だけの楽しみという。
オーガ帝国で同じ日に産まれた男の子と女の子の双子
男の子のテンと女の子の双子のペコとパコ。仲良し三人組。大きくなって冒険者登録をした。
全員ドーナツ村ショコラ小学校の三年生
密林エリアオーガ湖横のオーガの森で
薬草採取に来ていた。F級冒険者である。
そこで女の子に出逢った。ハナA級冒険者。
ふと見るとハナを狙うゴブリン。
「危ない!逃げて」叫ぶ三人。
するとゴブリンの首が、ポトリと落ちた。一瞬の討伐だった。
手慣れた手つきで魔石を採ると死体はその場で燃やしていた。
何時もしてるのかなと三人は思った。
ペコ「なんで簡単にゴブリン倒せるの?」
ゴブリンだから?答えるハナ。
四人は互いに紹介をした。話をしていて意気投合。
よかったらうちに来る?
ハナは三人を誘った。爆炎ハウスを訪問する三人。
ワイバーンカレーで接待を受けて、便利道具の数々に驚いて。
ハナって一体何者?
不思議に思う三人だった。
テンとペコとパコがクラスメイトを連れてやって来た。
付き添いに付いたのはハナ。
総勢40名。一クラス分か。
クラスメイト達
今日は集団で討伐イベント。
F級冒険者にはお勧め出来ないレッドボア討伐。
一クラス全員でかかれば大丈夫と来ていた。
ハナは大丈夫かとちょっと不安がよぎる。
5歳児を不安にさせる小学三年生の40人。
森の奥でレッドボア発見。
おびき出して落とし穴に落とす計画だ。
猪突猛進。落とし穴コースを外れてしまった。逃げ出す40人。
てんやわんやドタバタ追いかけっこ。
ため息をするハナ。暗器一線レッドボアの首がポトリ。
これは修行が要るなと思うハナ。
そしてレッドボアで宴会が始まった。
翌日チームに分かれて修行が始まった。
指導リーダー剣士&暗器チーム
指導ダン盾&暗器チ-ム
指導キース弓&暗器チーム
指導ニース忍術&暗器チーム
指導マリー魔法&暗器チーム
指導ハナ治癒&暗器チーム
指導クロ毒&暗器チーム
指導ユキ冷凍&暗器チーム
それはそれは過酷な修行だった。
軒並みダウン、そしてヒールで復活。疲れは無かったことにされ再び修行。
午前中続けられた。昼は昼休憩で昼食、みな食欲無く吐いた。
そして午後の部再回。
夜になって宴会、みな食欲無く吐いた。
よるは簡易銭湯で心身共に癒やす。
そして一週間続けられた。地獄の一週間。
みな見違えるようになっていた。
サーイエスサー状態。
爆炎二号である。
レッドボアに再挑戦。始まった瞬間に終った。
そして宴会。
40人の小学三年生が帰った後
その学校の先生がやって来た。
何をしてくれたんだと。
運動の時間いきなり全員帝国代表レベルになったと。
今から軍事訓練しても軽々こなすレベルとも。
フルメタル・なんちゃら
児童に負けては教師のメンツは丸潰れだと苦情を言い出した。
なら同じ修行すりゃ良いじゃん、と言う事で始まった。
地獄の一週間。お疲れ様です。
で出来てしまったのが三年A組准爆炎先生。
後の伝説になる
「准爆炎先生と40人のオーガ児童。」
爆炎は何を生み出してしまったのか。
オーガ帝国の特殊精鋭部隊である。
そんな事態に何処吹く風と
奈落珈琲とワイバーンカレーを堪能するのだった。
リーダーの匠一は浮遊魔法を自分にかけた。自分が浮いた。
移動魔法で移動してみた。これ使えるかも。
物にかければ物が浮き、自分にかければ自分が浮く。
楽しくなったリーダーはそこら中を飛んでみた。
ワイバーンの目前に出てみたら驚いて逃げていった。
帰って爆炎のみんなに浮遊魔法を伝授した。
そらの散歩で帝城の上を飛んでみた、
無警戒だった。駄目じゃん。
ギルドで報告したら、帝城の上は飛ぶなと禁止令がでた。
ま、そうだろうなぁ。次に浮遊取り消し魔法を作った。
取り消しで落下、衝突前に浮遊をかける。
これ、いつでもスカイダイビングじゃん。
浮遊魔法で楽しむリーダーであった。
リーダーは
「准爆炎先生と40人のオーガ児童部隊」
を前に演説をしている。
本日は
浮遊魔法。移動魔法。浮遊取り消し魔法。
を習得して貰う。
「サーイエスサー」
まずは浮遊魔法だ。今出来るようにした。
では飛べ。
「サーイエスサー」
各自浮遊し出す。
次に移動魔法だ。今出来るようにした。
では移動しろ。
「サーイエスサー」
各自恐る恐る移動し出す。
次に浮遊取り消し魔法だ。今出来るようにした。
では取り消せ。
「サーイエスサー」
全員ドスンと落ちた。
この三魔法を使い降下訓練を行う。
各自降下せよ。
「サーイエスサー」
各自降下訓練を始めた。
これを習熟すると見えない方向から急襲が出来る様になる。
2人一組になって襲い離脱する戦法に習熟するように。
「サーイエスサー」
各自戦法をし出した。
十分に習熟した時を見計らいリーダーが
これでお前らは地を這うウジ虫から空から襲いかかるバハムートになった。
おめでとう。
「准爆炎先生と40人のオーガ児童空襲部隊」の誕生である。
魔人共和国
国名が変わっても停戦終戦もしていない以上戦時中。
オーガ帝国は魔人共和国に攻めた。全兵力をもって。
「准爆炎先生と40人のオーガ児童空襲部隊」の活躍が目覚ましく、
勝利の決定的戦果を上げたという。
魔人共和国は降伏した。無条件降伏である。
敗北した魔人共和国は魔人自治区となった。
自治区に進駐軍を残し
「准爆炎先生と40人のオーガ児童空襲部隊」
は帰ってきた。
1人の欠員も無く。
凱旋パレードで手を振る、
「准爆炎先生と40人のオーガ児童空襲部隊」
の面々。
誇らしげである。
後は当然の大宴会。




