必殺試食人
見難い火傷の子68
必殺試食人
カツーンカツーンカツーン
足音が響く地下の廊下
ガタガタガタ、格子を揺らす影。
「まだ生きているのか…しぶといな」
ここでは世に明らかにされない実験がされていた。
作られた狂魔病
早朝に走る元気なケイティ。女子帝大生である。
向こうからは老紳士。
「あ、教授、おはようございます。」
「ん?ケイティ君か。おはよう。」
「あのー、この前の研究発表なんですが…」
ケイティには2月前行方不明になった弟が居た。
その弟は重い病で帝国大学付属病院に入院していたが
突然消息不明になってしまった。
病院に問い正しても転院したという。
いったいどこへ…家族に知らせず転院とは…
教授は弟の担当医師だった。
研究は「狂魔病の治療法」弟の病名である。
口ごもる教授。
不審に思うケイティ。
その場を別れたケイティは教授の後を追った。
とある建物に入る教授。
そしてケイティは見た。変わり果てた弟を…
どうして…
「あ、ケイティ君か。ん?この検体のことか?
狂魔病にかからせて研究の役に立って貰ったよ。
今は命が尽きたみたいだがな。あははは。」
何を言っているんだこの人は…
其処の横たわって居るのは私の大事な弟。
メラメラと復讐心に燃え上がる。
その場を離れすぐさまニールの下へ。
金貨一枚ニールに渡し
弟の恨みを晴らして欲しいと…
…仕事が入った。
さぁ必殺試食人の時間だ。
教授はフカヒレ処理された。
教授の味は格別美味しく戴いた。




