表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
見難い火傷の子  作者: 清風
64/86

オーガ帝国

オーガギルド長その名はオーガ・ゲンドウ。

盗賊引き取り部隊の中にギルド長が混じっていた。

その名はオーガ・ゲンドウ。既視感が…。なぜかめまいがした。

「君らが爆煙か、話はオーク帝国ギルド長のオーク・ゲンドウから聞いている。

こちらでもよろしく頼む。」

なんじゃそれ。

オーガ帝国でも必殺試食人が始まった瞬間だった。


帝都ギルドに着くと早速ギルド長のオーガ・ゲンドウに呼ばれた。

「早速だが爆煙の諸君。」

何でも夜のお仕事の女性ばかりが切り裂かれる事件が起きていると言う。

立場上客の情報を売るわけにも行かず泣き寝入り。

事件にも出来ず泣くのは女ばかりと言う現状だ。

そこで依頼だ。


解決の依頼

適合クラスC

内容

女性切り裂き事件の解決

最適スキル:探査・戦闘スキル

完了報酬金貨50枚


よろしく頼む。

と指名依頼を受けることになってしまった爆煙であった。


必殺試食人

ベティとローラは大の仲良し。

女性が殺され続けていると噂されている矢先の出来事だった。

ローラ(オーガ)はよい子で人に騙されて借金を負ってしまった親を助けようと

身を売る仕事を始めたばかりだった。

それがあんな殺され方をするなんて

とベティ(オーガ)は金貨を繋ぎのニールに渡し恨みを晴らして欲しいと…

犯人はナイフ使いの切り裂きチャック。名前は可愛いがすることが残酷。

…仕事が入った。

さぁ必殺試食人の時間だ。


ベティさんがチャック凶刃の犠牲になりかけたその時

爆煙が処理をした。フカヒレ処理である。

オーガはオーガジャーキーにもオーガフカヒレにもなるコストパフォーマンスの良い食材。

このときはフカヒレになった。

討伐完了。

完了証明としてチャックの凶刃を確保。

後でギルド長に納めた。

なんで犯人が判ったか聞かれたが

職業上の秘密だと断った。

それからフカヒレで宴会をした。

高級食材である。


コカトリスレース。

番号が付けられたコカトリスで到着順を競い合うコカトリスレース。

人気によって勝率が決められる。オーガ帝国人気の公営競技である。

伝説のコカトリス「コカイチバン」が人気だ。

続いて「コカテイオウ」「コカコカコカ」「コカネムイヨー」と続く。

その日は天候が崩れ嵐の中行われた。

嵐も存在するそういうダンジョンなのだから仕方が無い。

最悪の体調。

「コカイチバン」のコカ主は出場を辞退するすもりだった。

しかしその人気のため辞退は不許可、強制出場である。

そしてレース開始。白熱する順位争い、ゴール直前「コカイチバン」が異常な転け方をした。

会場は荒れた、嵐も荒れた。濡れる「コカイチバン」。「コカイチバン」は死んだ。

惜しまれる中葬儀は進んだ。

不許可をだしたオーガ帝国コカトリス協会。

コカ主は金貨を繋ぎのニールに渡し恨みを晴らして欲しいと…

…仕事が入った。

さぁ必殺試食人の時間だ。

協会職員全員、フカヒレになった。

討伐完了後。

フカヒレで宴会をした。


スライムレース。

ゼッケンを付けても直ぐ取れてしまうのでゼッケン無効のレース。

開始して到着するかもしれないし到着しないかもしれない。

「さぁ始まりましたスライムが織りなす共演の宴。スライムレース。

ここに各村自慢のスライムが集結しました。さて一等賞に輝くのはどの村のスライムでしょうか

楽しみで期待が高まるばかりです。」

「外会場のサリーさん、外会場どんな様子でしょうか?」

「はいこちら外会場。スライムレースが今か今かと興奮が高まってます。ではインタビューをしてみましょう。

スライムレース大人気ですね、どの選手のファンですか?」

「この前、畑で青蟹が捕れたんだ凄く美味しかった」

「何言ってんだ、このクソガキ。外会場からは以上です。」

「ありがとうございます。外会場も興奮が高まっているようです。

いよいよスタートです。

一番人気のスライム太郎。開始早々伸び出しています、このままゴールか。

伸びてます、どんどん伸びてます。おーと、止まってしまいました。どうしたんでしょう。

ふむふむ。どうやら伸びすぎでのびてしまったようです。」

「二番手はオラガスライム。どうしたんでしょうコースを外れています。ふむふむ。疲れたから帰るそうです。」

「いやぁー白熱する展開ですねー」

「あ、ここで試合終了です、本日はスライムレース会場からでした。」

…………

スライムレースとは謎だと呟く爆煙であった。


必殺試食人

「ここでいいか」

ドサリと降ろされる死体。

「誰か来る前に早く…」

何やら不穏な会話が…


資産家カイル殺人事件。


資産家の老人カイルは穏やかな人物。子供が大好きなおじいちゃん。

孤児院に寄付を続ける人徳者。

其処へ遠い親戚を名乗る夫婦が登場。

このままでは老人の資産が減ると心配し出す。

一気に解決と狂気に走る。遺体は山中で埋めて処理。

まんまと遺産を相続して悠々自適の暮らしをしていた。

孤児院の子供は寄付が止まり生命に危機に…

何かがおかしいと調べたら縁もゆかりもない夫婦の相続。

子供達が集めたなけなしの金。

銅貨一枚にもなりゃしないそれを繋ぎのニールに渡し

優しいカイルおじいちゃんの恨みを晴らして欲しいと…

…仕事が入った。

さぁ必殺試食人の時間だ。

夫婦はフカヒレ処理された。

夫婦フカヒレの味は格別美味しく戴いた。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ