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見難い火傷の子  作者: 清風
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ゴドメ

そろそろ次の街に向かいます。

「いきなりっすねリーダー」

「リーダー我が儘だから」

次はゴドメ街という言う。

海岸沿いの街だ。温泉に入れて海水浴も出来るリゾート地だ。

天然物のクラーケンも居る。エビも蟹も貝も魚も食材の宝庫だ。

ワクワクが隠せない気持ちのまま、

ギルドに次の街に行く旨を伝えた。

すると街の門までギルドや冒険者の方々に見送られた。

見えなくなるまで手を振っていた。

こんな別れ方をされるような付き合いだったか?

さぁ?…と。

厄介払いが出来たからじゃね?…と。

そか。色々迷惑かけてたもんなぁ。

はは、今更今更…

途中から乗合馬車に乗り込んだ。

乗合馬車には色んな人が乗っている。

珍しい話も聞けて話が弾んだ。

のどかな景色の中、ゆっくりと馬車は街道を進んで行くのであった。


ああ、癒やしと寛ぎのリゾート地、ゴドメの街。

私は帰ってきた。

「リーダー、初めての街だから、帰ってきて無いっす。」

「初めて、初めて。」

青い海、遠い空、悲鳴轟く街。

ん?悲鳴?何が起きている?

クラーケンが街で暴れている見たいっす。

そか…食材が暴れるとは生意気な。大人しく喰われとけ。

爆煙は到着後いきなり討伐と救助に入った。

そして暴れクラーケンは討伐された。死んだ人以外も回復した。

やれやれである。

ギルドに入って暴れクラーケン討伐完了の受付をした。

えらい感謝された。クラーケン納品時ゲソは唐揚げが良いと伝える。

宿はちょっと贅沢に旅館に泊まった。天然温泉かけ湯完備、サウナもあるという。

流石リゾート、海鮮料理もある、至れり尽くせりである。

その日、爆煙はぐっすり眠りにつくのであった。


水中用結界魔法がこの世界にはある。

体に合わせた結界を作る魔法だ。

その魔法をかけるとあたかも水中生物のようになれる。

以前使った地上化とはまた別の水中用魔法だ。

みんな水着に着替えていざ水中散歩だ。

そんな物有るのかと思ったそこのあなた。あるんです。

海の中には

アノマロカリス · オパビニア · オダライア · ピカイア · オレノイデス · ハプロフレンティス · ハルキゲニア

がいた。

ここはカンブリア紀か。

サメも蛸も貝も魚も要るから一概にカンブリア紀とは言えない。

マンタもいた。

しかし少し大きすぎる気がする。30mっておおきいよなぁ。

モササウルス・プレシオサウルスもいる。

アンモナイトが優雅に泳いでいる。

化け蟹・カリュブディス

のような魔海獣もいる。

この海では海の大量絶滅起きてないんだろうなぁ。

と水中散歩を堪能して陸に上がってきた。

化け蟹抱えて、お持ち帰りである。

旅館に帰って化け蟹を調理して貰った。

それはそれは美味しかった。

明日から日常業務に戻るので旅館最後の夜だ。

今日も爆煙はぐっすり眠りにつくのであった。

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