ハーピー
見難い火傷の子48
ハーピー
冒険者の依頼書ボードの前に爆炎は来ていた。
なにか良い依頼は無いかと物色だ。
「求むハーピーの卵3個」
の依頼書を見つけた。
依頼書を剥がし受付へ持って行く。
食道楽の貴族の依頼だった。
ハーピーの生きたまま確保でも可となっている。
そっちの方が何度高いだろうと思った。
で、やってきました。
霊峰ヨンド山。海抜4000mぴったりの山。
酸素が薄いので高山病に注意が必要だが…
しかしここは異世界。魔力で結界を張るという手段もある。
暑さ寒さも防げる便利な手段だ。
空を飛ぶ竜に乗る人々も居る位だ。
その人達は地上10km20kmも平気なのだ。
つまり結界を張るという手段は便利なのだ。
ところでここは、
竜の生息地と言われているがハ-ピーの生息地でもある。
ハーピーは空を飛ぶ、当然武器は届かない。
魔法では威力が高すぎて殺してしまう。
そこでみんなで石を投げることにした。
翼を狙えば生け捕りが可能なのだ。
確保できればヒールで治せばよい。
そこで指弾の練習である。
練習風景は実に滑稽であった。
「みんな冒険者ランクって今幾つになった?」
「このまえCになったよ、お前らがCじゃなかったら
他のCの立つ瀬がないからだってさ。」
「理由酷いよねー。」
「武器ももうこっちの方が得意だし」
と両手の片手ナイフを見せる。
みんなもそれぞれ見せる、うんうんと頷いて。
「そっかー。で小石袋は?」
「ここに…」
みんな高く掲げる。
「じゃ、行くか…」
で、はじまった。ハーピー狩り。
魔物は全滅するとリポップするので絶滅はしない。
だから安心して全滅させることが可能なのである。
ついでにハーピークイーンも狩った。
もちろん全て生け捕り。
魔物の中には負けると懐くものも居る。
ハーピーもそうだ。
30羽ぐらいか引き連れてギルドに戻ってきた。
戻ると依頼主の貴族もいた。
良くやったと引き取ろうとすると「お前に負けたわけじゃ無い」と一悶着があった。
そこで無精卵契約を結ぶことにした。
貴族の家に住まう代わりに、週一で無精卵を提供する、
体調不良の時は無理強いしない等の契約。
貴族から依頼完了のサインを貰って受付に提出した。




