冒険者高校、防疫クラブ
見難い火傷の子176
冒険者高校、防疫クラブ
――青銅の時代。
深淵ダンジョン第十六エリア、第四紀完新世エリア。
この地では、生物すべてが八倍サイズで存在する。
冒険者高校に防疫クラブが新設された。、
将来医療系に進みたい者達が集まった。
生き残ることに直結するクラブ。
食料の中に病気にかかりにくい魔物とかかりやすい魔物がいるのは知っていた。
木と水の属性を持つ魔物は病気に弱かった。
逆に、火の属性を持つ魔物は病気に強かった。
このことから煮沸消毒が生まれた。
シュメール社会に衛生が定着。
防疫クラブの活動は街の不衛生を見つけ撲滅する事だった。
街の不衛生を見つけるクラブ活動中、
街の外れ、アッカド難民地域は汚物の匂いがした。
貴族学校出身者アコードは顔をしかめた。
「ここ、無茶苦茶臭ぇ。」
シュメール語の下品な言葉はアッカド人も理解できたらしく。
周りのアッカド人達からもの凄く睨まれていた。
アコード「ヒッ!」
こうしてシュメール王都不衛生マップが作られた。
防疫クラブの顧問はルドル。王様だ。
マップは作って終わりじゃ無く。どう読み取るかが大事。
マップの元。何が示されているかを話し合った。
街の不衛生ヶ所と難民居住ヶ所が一致していた。
着の身着のままで逃げて来たアッカド難民。
シュメールに入り込めば生きてゆけると、集まったのだっだ。
難民に使われた生活保護はシュメールの財政を圧迫していた。
治安も悪くしていた。
初等冒険者学校にすら入ろうとしないアッカドの孤児達。
爆炎リーダーに喧嘩を売っていた。
防疫クラブの強制防疫。
アッカド難民「何、勝手に人んちを消毒してんだこら!」
アコード「街の防疫です」
アッカド難民「何の権利があってそんなことすんだこら!」
アコード「有るんです。顧問が王様。」
アッカド難民「何じゃとこら!バカ言うなこら!
何処に王様が顧問するクラブがあるんじゃ!こら!」
アコード「はい、ここに。」
かくして防疫クラブの強制防疫が執行された。
防疫クラブが通った跡はフローラルな香りが漂っていた。




