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見難い火傷の子  作者: 清風
129/159

伝令兵と言う兵役

挿絵(By みてみん)

見難い火傷の子129


伝令兵と言う兵役


深淵ダンジョン

第十一エリア

ジュラ紀エリア

恐竜の時代

※深淵ダンジョン第十一エリア、貝、魚、両生類、爬虫類、竜脚類、獣脚類、剣竜類、鳥類、哺乳類、海棲爬虫類、無脊椎動物、翼竜、昆虫がすべて“8倍”な世界。

トール近郊の村の住人エオシノプテリクス人、マル、カク、トーラスは、

成人を迎えた。成人式が過ぎると兵役が始まる。帝国臣民の義務で有る。

三羽は自転車操作が得意で適正が伝令となった。入隊後の訓練は一般と同じ基礎訓練から始まる。

私物は下着のみ。他は全て支給品。毎朝が起床ラッパに始まり身支度をし、寝所を整え、整列する。1分以内の出来事だ。

この後部隊長の点検がある。不備があると全員でやり直しと罰を受ける。連帯責任である。

一ヶ月の基礎訓練の後、配属先へ。マル、カク、トーラスにもう幼かった面影は無い。


配属先の訓練も過酷だった。長距離走破、荒れ地走破、危険地走破、現地調達走破、空からの降下走破。

情報を伝える精鋭部隊としての訓練だった。山岳登山に遂行していたときのこと。

雪崩が起き部隊が死活の極限に至った。情報伝達と応援の要請をするべく伝令部隊が走る。

尋常な距離では無い。山岳地は帝国の外れにあるからだ。最寄りですらとんでもない距離がある。

ランフォリンクスが襲い来る危険の中、マルが先頭を走った。カクが地形判断をし、トーラスが最後まで仲間を支えた。

喉が渇き、空腹に苛まれ、汗にまみれ、その汗すら乾き塩と成る。力尽き倒れる者も出る始末。

やっとの末、たどり着いた三羽。雪崩の状況と救助の要請をした。


三羽は皇帝より緑綬褒章を受けた。


閲兵式では爆炎が来賓として並んでいた。

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