剣聖になった剣竜
見難い火傷の子123
剣聖になった剣竜
深淵ダンジョン
第十一エリア
ジュラ紀エリア
恐竜の時代
※深淵ダンジョン第十一エリア、貝、魚、両生類、爬虫類、竜脚類、獣脚類、剣竜類、鳥類、哺乳類、海棲爬虫類、無脊椎動物、翼竜、昆虫がすべて“8倍”な世界。
卵から孵ったケンタは周りに親は見当たらなかった。捨て子サウルスと言う訳では無い。
ステゴサウルの幼体である。いきなり危険と隣り合わせだ。
突然成体の巨大アロサウルスがヌーと現れた。命を諦める事態だ。
其処へ食材確保に散歩に出ていた爆炎のリーダーが通りかかった。
リーダー「巨大アロサウルス見ーっけ。」
一瞬だった。巨大アロサウルスの首がポトリと落ちた。
ケンタは目を白黒。リーダーの前に突然飛び出した。弟子にして欲しいと、修行を受けたいと
必死だった。幼体の剣竜が、親の庇護を失って生きていけるほど、ジュラ紀社会は甘くない。
1人で生きて行ける実力が必要だった。地面に顔を埋めるほど頭を下げた。
リーダー「地獄の一週間。するか?」
リーダーの気まぐれだった。そして始まった地獄の一週間。
化け物ステゴサウルスになった。
リーダー「人化の魔法覚えろ」
幼体ならきっと魔法も覚えられるはずだ。
一生懸命魔法を覚えた、やがて人化出来る様になった。
そして其処には袴姿の少年が立っていた。
師匠から一振りの剣と何でも入る袋を賜った。それから剣の修行に変わった。
ジュラ紀で生きて行けるだけの実力を付けた頃、
リーダー「これから、どうする?この恐竜世界で生きてゆくか?
それとも一緒にくるか?」
ケンタ「ここで、親を探します。なんで捨てたのか聞いてみたい。」
リーダー「そうか、じゃぁな。」
そう言い残すと師匠は去って行った。
巨大アロサウルスが現れた。ニタニタ笑っている。
近付く気配を見せた途端、
一瞬で巨大アロサウルス首がポトリと落ちた。
ケンタは菜食主義者なので肉は回収しない。野ざらしである。
そのようすを森の木陰から見つめる眼差しが多数。
巨大ステゴサウルスの幼体が無数出てきた。
この近くに群れがあるらしい。
案内して貰うと、成体の群れだった。
卵があった場所を伝えると…知らないとの返事。違う群れだった。
しばらくその群れに滞在した。
この辺りの留まって草を食むがその草も尽きかけ、
渡りの時期が近付いた。移動が始まった。
渡りの途中、師匠が現れた。
リーダー「進路変更をしないと大変な事に成るよ。」
師匠が言っている。大変な事に成るかもしれない。
ケンタも進路を変更しようと訴えた。
拒否された。幼体だけでも救おうと止めた。
…
やがて戻ってきた群れの仲間の弁では地獄だった…と。
ケンタは道場を建てた。剣竜流道場。
残された幼体に剣を教えた。
いつしかケンタは剣聖と呼ばれるようになった。




