巨大カメロケラスの吊るし切り
見難い火傷の子115
巨大カメロケラスの吊るし切り
深淵ダンジョン
別層第七エリア
オルドビス紀エリア
カメロケラスの時代
※深淵ダンジョン別層第七エリア、貝、魚、昆虫がすべて“8倍”な世界。
ギルドにカメロケラスを納品した時の事。
解体所職員がなんてものを納品するんだと騒いでいた。
このエリアではもっぱら採取依頼しかなく討伐依頼は希。
冒険者として魔物討伐をした事が無い。魔物は海にしか居ないからだ。
そこへ魔物の巨大カメロケラスを納品されちゃたまらない。どう扱っていいか判らない。
そこで、ギルド前で巨大カメロケラスの吊るし切りを始める爆炎オルドビス紀班。
まず中身を殻から取り出しかぎ爪に引っかけた。活きがいいのでウネウネ動いている。
足は切り取って唐揚げに回す。唐揚げ担当はマリーとハナだ。揚げる度に香ばしい匂いが漂う。
見ている職員はゴクリと喉を鳴らす。
カメロケラスは内臓が殻の中にあるので取り出した今はむき出しだ。
内臓は部位毎に小分けして。身は薄く切って、カメロケラスソーメンやら寿司ネタやらにしてゆく。
包丁をさばくのはダンとキール。暗殺術の応用だ。
それぞれを纏めて一膳にして集まった全員に振る舞った。
最初はおそるおそる、終いの方は親の仇の如くガツガツと。
とても盛況でした。なぜか酒も出されていた。
一息吐いた頃、温泉宿を取りに行った。温泉宿は全体的にゆったりとしていた。
寛ぎスペースそのもの。
吊るし切りを見ていたのか板前さんが弟子入りしたいと申し出てきた。
カメロケラス狩れるの?と聞くと。
狩れないと答えられ、仕方ないので、
カメロケラスの狩りから教える事になった。
最終的に暗殺術まで思えてしまったのは副産物である。
しかし、新鮮で美味しいカメロケラスで堪能できる幸せはオルドビス紀エリアならではである。
しばらく慰安旅行を堪能する爆炎オルドビス紀班であった。




