観光メガネウラ航空
見難い火傷の子108
観光メガネウラ航空
深淵ダンジョン
第八エリア
石炭紀エリア
シダの時代
※深淵ダンジョン第八エリア、貝、魚、両生類、爬虫類、昆虫がすべて“8倍”な世界。
第八エリアの観光メガネウラ航空のメガネウラくんは最高だった。
航空軍のブルーなんちゃらに匹敵する動きかそれ以上。
何しろ停止状態から最大速度まで一気に変わるなんて芸当は無理。
爆炎に入って間もないポンが泡吹いて気絶する程だ。
他では経験できないアトラクション。
転生前のジャットコースターなんて停止状態もいいところ。
マラカスの中の粒に成ったような感覚。
宇宙飛行士も死を覚悟するレベルの体験はなかなか出来ない。
これを平然とやってのける観光メガネウラ航空のメガネウラくんは凄い。
巨大シダの森を抜けて行く感覚もスリル満点。
地面の有る向きすら見失う。対G魔法も作ったがちょっと想定が甘かった。
ま、日頃の鍛え方が良かったせいもあってなんとかなっているが…
飛びながら他の虫を捕らえてはむしゃむしゃ喰っている。
メガネウラくん。行儀が悪いぞ。
「いただきます」「ごちそうさま」はどうした。
小学校の先生は泣いているぞ。メガネウラくん。
そうこうする内、終点の現地冒険者ギルドに着いた。
サヨがお疲れ様を言って出迎えてくれた。
ギルド員かウーパールーパー人も並んでいた。
ようこその小旗を振っている。歓迎されているようだ。
メガネウラくんから降りてギルドへ入り、
「こんにちは、SS級冒険者パーティ爆炎です。よろしく。」
いつもの挨拶をする爆炎。
「よく来てくれた爆炎の諸君。私がギルド長のスーハだ。
今朝方、巨大シダのトレントが出てこのまま進めば街に壊滅的な被害が出てしまう。
これを早急になんとかして欲しい。我々では相手にならないのだ。」
サヨがこのとき、ここの臨時受付嬢をしていた。受付けを済ますと、いざ目的地へ突貫。
ニール察知で場所を特定。いつもの討伐。いつもの処理。
ギルドに戻って、完了報告、討伐品の納入が済んで終り。
いずこのギルド長も魂は抜ける生き物らしい。
トレントを山の幸にして宴会。
一日を堪能し尽くした爆炎であった。




