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哲学短信 正義とは

作者: 八神あき

 正義とは経験を成り立たせるための前提である。

 命題P:「神の名をみだりに唱えることは悪である」これに真偽の判定はくだせない。ユダヤ人ならば悪というし、日本人ならばどうでもいいことだろう。

 善悪は経験命題ではない。主観の問題である。


「神の名をみだりに唱える人がいた」これを事実Qとしよう。

 事実を認知するためにはノモスが必要だ。光の波長を色に変え、空気の振動を音に変え、質量とエネルギーのごった煮から天と地と人を切り出し、因果を思い、美醜善悪を脚色する。


<真善美>。真だけを特別視する理由はなんだろう。

 善と美が作為なくして存在しないように、真もまた同じ。ロゴスは認知の中にのみある。


 質量とエネルギーのごった煮である、物自体としてのQは、ノモスによって事実Qとなり、善悪が内包される。

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