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魔界に堕ちた天使

魔王達の暮らす魔界に再び喜劇が訪れる。

この国には一人の魔王と二人の従者がいた。

かりん:魔王様!!魔王様ーーーーーっ!!


クロノーア:どうしたかりん!?騒々しい。


かりん:それがそれが!!大変なんです!!


クロノーア:お前な…慌てるな…っつーか。

かりん…。


かりん:えっ??


クロノーア:お前…いい匂いするな。


かりん:…あ……魔王様……………。


クロノーア:かりん………。


アリス:コホン!!魔王様!かりん!


クロノーア:おお!アリスよ!ど、どうしたのだ??


アリス:いいですか??魔王様!貴方は立派な魔王という身でありながら………。


クロノーア:す…すまん!アリス。お前もこちらへ??


アリス:えっ?あ!わたくしはそう言ったつもりではなく…。コホン!


クロノーア:ん?いいのか?かりんにばかりする訳にはいかんだろ??


アリス:そーは言ってません!ただわたくしは。


クロノーア:ん?


アリス:そうでした!こんな事をしてる場合では無いのです!


クロノーア:どうしたのだ??


アリス:はい!先程天空より何かが落ちてきて城の中庭に堕ちたのです!!!


クロノーア:なにっ!?いくぞ!二人とも!!


アリス:はい!!


クロノーア:かりん!案内してくれ!


かりん:はいっ!!

俺達が中庭に行くとそこには天使の羽根を背負った青年が立っていた。


かりん:あれは??


クロノーア:天使……なのか??


アリス:クロノーア様!!お下がりください!


クロノーア:天使……だと!?

サーーーーーーーッ!!!


眩い光は天使を照らし天使はフワフワと浮いている。


エズリア:ふわぁぁぁーーーっ!?君たちは…誰だい?


クロノーア:俺の名は魔王…クロノーア。


エズリア:魔王……クロノーア。


かりん:そして!僕は魔王様の忠実なるしもべ!かりんだよ!


エズリア:かりん…そして君は??


アリス:わたくしは魔王様の第一執事アリス!アスモデウス・アリスだ!!


エズリア:へぇ…なんだよ?これは僕がもしかして居眠りしてここへ堕ちてきてしまったってことか……。


アリス:天使の癖に居眠り……だと!?


エズリア:そうだよ?天使だって居眠りはするさ。


クロノーア:だがエズリアとやらよ!貴様が魔界でも落ちてきては行けないところに堕ちてきた様だな。


俺は天使相手に身構える。

すると前に飛び出すアリス。


アリス:ここはわたくしが!!魔王様の手を煩わせる訳にはいきません!


クロノーア:アリス……よくぞ……お前にも後で褒美をやろう。


アリス:えっ!?このわたくしに褒美を……。


エズリア:もういいかなぁ?僕面倒なの嫌いでさぁ。早く帰りたいんだけど。


アリス:そうは!!いかない!!


アリス:ゴルゴンスネークっ!!


アリス:いくぞ!天使!「炎をまといし我が剣よ、我が身に力を。」『メテオファイアーソード!!!!!』


ボウッとアリスのゴルゴンスネークは火炎を吐き出す!!

その火炎はアリスのつるぎと化す!!!

ガキイイイーーーン!!!


アリス:くっ!?


エズリア:火炎ね…でもまだまだあまいよ。

エズリアが右手を上げると氷が発生していく。


エズリア:「雪のように落ち着いて焦らない…焦らない。」『レッツ・メイク・スノー!』

見る見るうちに炎は消されていく。


アリス:そんな……。


クロノーア:アリスの炎をも消すとはあいつ中々やるな。


かりん:それなら僕が!!??

かりんはエズリアの頭上から狙いを定める!!


かりん:出てきて!エレキフォックス!!

ポンッという音ともに現れたのはかりんの使い魔。


かりん:いっくよー!!!「空さん空さん、我が身に力を〜〜〜〜〜」『電撃ずっどーーんショック〜〜〜』

バリバリとエズリアに向かっていく電撃!!


エズリア:電撃かい?『レッツ・メイク・スノー!』

氷結はパリパリと大地を凍らせ電撃をとらえていく。


かりん:えっ!?効かないの!!??


エズリア:僕はね。天使の中でもなんでも常にだるくてね…。堕天使とも言われる事もあるんだよ。

だからこうして防御に特化した技でもあるんだよ。

クロノーア:そうか?ならば…俺もお前の攻撃を止めなければ可愛いこいつらをみすみす傷つけてしまう事になるだろう。


エズリア:へぇ…最後は魔王自らきたんだ…。

エズリアはそういうと余裕の表情を浮かべている。


クロノーア:準備はいいか??


エズリア:ああ!!いいよ!……いいよぉ!!(豹変)「雪のように落ち着いて焦らない…焦らない。」『レッツ・メイク・スノー!』


クロノーア:おお…ここまで凄い魔力と魔法を使うとは…やるな!!


エズリア:魔王様と戦えるなんてね?僕は嬉しいんだけど。


かりん:あんたさっきからなーに言っちゃってんの??僕のクロノーア様が負けるわけないじゃん!!


エズリア:それはどうかな??これでも。


アリス:あの武器は鎌だと!?


エズリア:そーだよ!ごめーとー!!これで…魔王の首を!!!


クロノーア:調子に乗るなよ?天使が……我が闇を体感せよ。闇の間…………。


エズリア:なにっ……くっ!うあああーーーっ!!!


アリス:こうして…エズリアはクロノーア様の闇の間へ包まれていき。そして。

かりん:魔界に再び平穏な日々が戻りました!

アリス:さ!クロノーア様!お目覚めですか?

クロノーア:お!おう!おはよう!アリス!

かりん:ばあ!!ククク!!

クロノーア:おいっ!かりん!いつの間にお前は布団に潜り込んでいたのだ??

アリス:ほんとに!!かりん!そんな羨ましい事わたくしは許した覚えはない!!

エズリア:ふわぁぁぁーーーっ!おはようございますぅ!

クロノーア:おおっ!?エズリア!どうだ?昨日は、よく眠れたか??

エズリア:はい!お陰様で!でももう少し眠いんで……僕はまた一眠り…。くぅ…くぅ。

クロノーア:あいつ…眠りながら歩いていったぞ。

かりん:さぁ!クロノーア様!また一緒にねましょーよ??

クロノーア:ん?また寝るのか?

アリス:おやおや!こんな感じで一波乱ありましたけどわたくし達の物語はまだまだ続きます!

皆様…また会える事をわたくし達もお待ちしております!

では。



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― 新着の感想 ―
[良い点] 可愛い~! 全体的にきゃわわすぎる(⋈◍>◡<◍)。✧♡ すごいね、楽しかったぁ♪ 声を吹き込みしたのを聞いてみたいよぉ!! [一言] 「空さん空さん、我が身に力を〜〜〜〜〜」 なのなのも…
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