『無秩序からなる、大陸の静観』・・・『詩の群れ』から
『無秩序からなる、大陸の静観』・・・『詩の群れ』から
㈠
いつだったか、遠い原始の夢を見ていたんだった。
そうか、確かにそれは、しかし、原始は無秩序だろう、だろうだ。
そうなんだ、荒野が広がっていてね、自由な尊大な世界だったよ。
ただ、それが安全だって訳じゃないんだろ、え?
㈡
だろ、恐竜も居るし、人間を何かから守る、スペースなんて、あったもんじゃないんだ。
そうだろうな、そして、俺もお前も、その時のもっと前は、海の属性だったと聞いたが。
らしいね、人間の進化論ほど、訳の分からないことはないよ、だろうだ。
一体全体、それがどうして、現在は、目の前が回るんだい。
㈢
其処なんだ、つまり、無秩序からなる、大陸の静観で、我々は世界を静観している、秩序の話だよ。
そうか、確かな確証、俺もお前も、原始からのどこでもドアさ、だろうだ。