ある晴れた日に (疑う勇者)
イサムとタカシは街道、訓練場を見下ろす土手に座っていた。
暖かな、空には雲が一つ二つ浮かんでる昼下がり。座ってるだけでも眠たくなるような。
訓練場には誰も居ない。昼休みだから。 イサムとタカシは朝飯が遅かったので、昼は3時頃になるのではないだろうか。
ほげーーー、と視線を漠然と訓練場あたりに向け、半分うとうととしている2人。
あ・・ (イサム)
ん? (タカシ)
「今知った・・・・・」イ
「は?」タ
・・・・・・・・「いろいろ、つか、、なんて言うの?」
「・・しら、、わからんがなw」
「・・・この世?」
「あのよ?」
ちがうわ
「あのな、この世、全ての世界を含んだ全て、だ。は、3と3と3がベース?になってるそうで」
「さざんが9?」
「・・・・ちがうっぽい?」
???
「・・なんつーんだろ、、この、、物理でできた世界?、精神世界を含んでるっぽいけど、、、
おまえ、なぜ肉体があるんだ?とか疑問に思ったこと無い?」
「そりゃ、嗅ぐ為でしょう?それ以外何があるってユーんですか?」
・・・・・・ちが、、それだけじゃないと思います!
「肉体(物理)が無けりゃできない体験をするためだとよ。嗅ぐ、もその一つだな」
「おお!!やっぱ重要なことなんですな!!嗅ぐために肉体をっつ!!!」
だから!!
喜怒哀楽のほぼ全ては肉体があってこそ発現するもの。
ネコをモフってきもちーなー!かわいいなー!とか触覚なきゃ体験できない。
ネコを飼って育てて愛情が積み重なる。当然うんちや食事の世話、遊びのあいて、わがまま聞いてあげたり。
ひとの子なんか、人生の半分を使って育てる。しかもその子が人間として周囲に信頼され好かれるような人物になるように育てるのは親の希望だ。それは人生の最も大きな仕事だ。
そのために、大昔は狩りに出て、現代では商売をしたり、会社に勤めたりして生活費を稼いだりする。
いろいろ理不尽が苦労とかして、本物の精神性が芽生える糧にする。つまり、人類の大半が問題起こすのは、そういう糧をつまり肥料を撒いているてこと。芽が出るように。億や数十億、数百億の単位のモブがそのために存在している。人類が星を滅ぼすほどに増殖しているのはそのため。
そのため、過去に幾つもの星が滅んでいる。たった、1人かそこらが出ることの為に。
そのために、クズどもがすごく多いんだと。モブクズがいないと精神性鍛えることができないんで、芽を出す者がでないとか?
「俺らまだ、つがい持つまでさえいけてませんね?」タ
うるせーよ
「いんだよ、いっぱい番作ってるんだから」イ
?あれ?ヨーコは?
「ボクは?」タ
「・・・うん、ちょうどいいのを見繕ってる最中だから、も少しまっててなー」イ
でも、明日から始めます、的なイサムであった。つか、メフィにお任せ!と思ってるようかもしれない?
でだ、
その、生活で3は重要なことだけ覚えておけば良いような感じ?
いろんなところ、特に重要な、、人間が考える重要ではなく、なんか上っつーか、あっち?俺らが知ってる神なんぞよりよほど上、つか、最終地点??の意味する重要な、ところで3、3、3、は関係するようだ。
なぜかは知らんので質問は受け付けないw
ちなみに、ほれ、神?の一番上が9(段階?)らしい。それ以上は無いとされている?、行けない?、んな感じっぽい。
だが、
10,
11,
がある、ってさ。
もちろん、肉体が邪魔して9などまずふつー無理。ましてや10,11なんぞ。
でも
六根清浄の大祓
という祝詞があるらしい。俺も今知ったんだが。
それを書いた者は、10に到達したからこそ、書けた、らしい。
こういうものは理屈ではなく、論理でもなく、感覚なんだと。
(変に学問学ぶと、その感覚が激減していきます。)
「嗅ぐ、のと一緒ですな!」
ちゃんと聞いてるんだ、タカシ、、、
ただ、多分、その10到達者は、そのときはもう体はぼろぼろだったんじゃないかな、それこそ「肉体が邪魔!」状態だったろう、だと。
「でも、嗅ぐくらいできたでしょうねぇ、、それができなきゃ生きてる意味ないし・・・」
おめーだけかもなそれ
「んじゃ、11は、あの世のお人?」タ
「んにゃ、 ・・11は、なんか、長い永い道のり?道なんぞ無いんだけどさ、未来永劫?なんかどうかしらけど、時間なんか無いんじゃないか?それくらい
「あの異界みたいなもんすかね?」
「・・・・あー、、、違うんじゃね?、似てるけど・・・、桁違う、つーか、、、根っこはどうなんだろ?一緒なのかなぁ?そこらはわからんなぁ」イ
「教えてくれた奴、使えませんね!」タ
・・・・・・・・・・すげーよ、タカシ、、、
「あ、んじゃ、10の人、魔法とかスゲーんじゃないスカ!!」タ
「いや、そういうのと全く違うもんだから」イ
「やっぱ、使えねぇ、、、」タ
「そんな永い間、なにかすることあるんすかね?」タ
「・・・知らん?永い道程ってたので、歩いてるんじゃね?」
「物理無いんでしょ?」
しらんがな
「以前、万有引力の事、言ったよな?」イ
「あー、ロケットみたいに飛び出したやつですね!」タ
余計なことばっか・・・
「宇宙の中心から、もんのごっつい速度で、宇宙が広がってるってらしいんだわ。中心から外に向かってな。
で、その中心だけ、ものギガごっつい”全方位反発力”がなされてたって。」イ
「え?以前は爆発って・・」タ
「それは人間がそう考えただけのことらしい」イ
「めんどくせぇ・・・」
うんタカシくんらしいっすね!
「設定、が無いと、無になんかを作れないからな」イ
「やっぱ実験なんだー」タ
・・・・・そうなんか?そうかもな?そうなん?きいてねーよ?
「、、、その実験好きが、だ、11の永い道のり歩く者の存在があると、また実験できるとか?なんかそんな感じなことのような、、概念がイマイチ理解できなかったんだけど、まぁ、そんな方向で?」イ
「ほう、どんどんいろいろ実験してみたいお年ごろ?」タ
・・・・・タカシ、おめー、、、なんか、すごくない???ねぇ?すげーくない??
タカシに伝えたほうが良かったんじゃね?俺じゃなくってさ!
「あ!」イ
「なんすか?」タ
「おまえだと、つまらんので聞いたその場から忘れ去るからダメだって」
「失礼なやつですな!」
子供の頃
水槽に土盛って、アリンコ放して、アリンコの巣の観察とかしたよね!!
つかさ、
モジャ(ヘケの上司)がイサムに目をつけたのがなんか判るようだ。
モジャもなんか感じるものがあったんじゃね?