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紅山なんでも部  作者: KAEDE
1/1

なんでも部じゃなくて、ヘンテコ部じゃない?

市立紅山高等学校。

一見普通の市立学校だが、変わった部活が存在する。

「早く行かなきゃ!部活遅れちゃうよ〜」

カーディガンからはみ出ただらしないシャツ。ちゃんと履けていない上履き。乱れた桃色のパッツン前髪。

先生や委員会の人達から何か言われている。

廊下を走っているからだろうか。身だしなみがだらしないからだろうか。

1年4組の教室から離れた、北校舎の教室の前でぴたりと足を止める。そして、ドアの前で深呼吸。ドアを開け、

「こんにちはー!」



「紗緒ちゃ〜ん。元気なのはいいけど、廊下は走っちゃ駄目だよ〜?」

「あっ葉野先輩!許してくださいよ〜お陰で部活の出席には間に合ったし!」

16時を指す時計を指さしているのは、

1年4組、1月18日生まれ、夏川沙緒。鎖骨に切りそろえられた所々跳ねている桃色の髪、くりくりした蒼色の瞳、彼女の童顔によく合う青いカーディガン。

「えへへ〜」

見渡す限り、2年、3年、2年、3年。

そう、今年入部した1年生は彼女だけ。

顧問はその事実を知り、多少驚いた。

だが、直ぐに、ああ、なるほどという

微笑を浮かべ彼女にその理由を説明する。

「この部活はちょっと変わってるからね......。」



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