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魔が差す幻想  作者: いんでぃ87
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緑の草原と虹色の滝

今日もいい天気だ。


空は青く、空気は澄みきっている。


一面の草原は日の光を受け緑色に輝いている。


ところどころ必要以上に緑色に輝いている。


そよ風が草木の香りを運び、小川のせせらぎが聞こえる。


自然の香りに、すえた匂いが入り交じる。

せせらぎに濁った不協和音。


「ヴぉえええrおぉえgぇえぇ~っ」



ひとしきり胃の中の物を地面に散布し終わって顔を上げる。

顔は青く、眼は血走っているのだろう。


うん、いつもの光景だ。



「ふう…いつまでたっても馴れないな…」


すぐそこには緑の血だまりに臥す異形の生物(ゴブリン)




ここは異世界、剣と魔法のファンタジー。




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