教室
タツヤ君の見た目は、すべてが普通です。
とある教室の一番後ろの隅に風薙 辰也がいた。
俺は一人が好きだ。ぼっちではない。もう一度言うぼっちではない。なぜかって?それは一人の方が人との会話に合わせる必要性がないからだ。
………いや違うな、俺はこう考えている。
ただただめんどくさいだけだとおれは、そう思う。
んっ!何故かって、そりゃー坊やだからさ。
しかし、いつもいつも俺に話しかけてくるやつがいる。
「風薙君おはよう」
こいつだ。満面な笑顔で話しかけてきたのは、クラスのアイドル藤堂 夏希さんであった。茶髪で美少女だ。
「あ、あぁおはよう藤堂さん」
彼女は、愛想がよく誰にでも優しいのだが、こちとら周りの視線や暴言がとてつもなく痛い。それで次にこっちに来たのがクラス中心人物でリーダー的存在の相良 優紀だった。高身長で整った顔立ちの金髪だ。そして、爽やかな笑顔で…
「やー、おはよう夏希さん!あっ、風薙君も…」
は~俺は、ついでですか。そうですか。イケメンよ死ね!
まーそんな感じの日々を送っている訳でマジでいえ帰りて~
ガラガラガラと、教室のドアが開くと先生が来た。
「ほらっ、さつさと席に着けホームルームを始めるぞ」
俺らの担任は高沢 氷菜先生だった。クールビューティーで腰まである黒髪とグラマーな見た目は、うんいろいろと凄い。
ホームルームも終わり休み時間になる瞬間いきなり床が光始めた。何か魔方陣てきなものが出て来て吸い込まれるように俺達はその教室から姿を消した。
…………しかし、タツヤだけ別の所にいた…………