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先輩が僕を好きになる理由が嫌な件  作者: なんだかなぁ
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あらわれたるもの―115・丸裸

文章の内容は変えず文章を読みやすく変更しました。

 しかしあっというまにさよならゴワスとは

 本当にあっというまだったな。生ものだか

 ら早く傷んだかもな。なんてバカな事を考

 えてる場合じゃないな。だがゴワスは問題

 じゃない。何だったかそうだ思いだしたぞ

 扉だ。おぼろは何故扉を作るかだがおぼろ

 何故扉作るおぼろの勝手でしょ。たしかに

 扉を作るのはおぼろの勝手だ。しかもおぼ

 ろの頭だしな。俺の頭なら困るが。

 三上二号「さっきの話だが扉を作るのは深

 層に行くためだな」

 かげろう「どういう事なの」

 かえで「どういう事」

 三上二号「実は階段でもいいんだが扉がい

 いんだ。そうだなおぼろ」

 おぼろ「よくわかったな」

 かげろう「階段でもいいけど扉がいい謎々

 かしら」

 かえで「え謎々だったの」

 三上二号「違うな。今からその話をしよう

 。おぼろは扉を作る。大事なのは扉を作っ

 て入る事だ。ただ最初はそれの繰り返しだ

 そうだな」

 おぼろ「ああ扉を作るのになれないといけ

 ないからな」

 かげろう「えまさか」

 かえで「扉職人なの」

 三上二号「扉を作るのが目的じゃないんだ

 だが扉に入るって事を意識する為に扉は作

 らないといけないわけだ。扉とは何に使う

 為のものだ」

 かげろう「何に使う。移動かしら」

 三上二号「そうだ。つまり移動を意識させ

 る為に作るわけだ」

 かえで「あだから階段でもいいんだね」

 三上二号「そうだ」

 おぼろは何も言わないこれでいいみたいだ

 な。

 三上二号「扉を作るこれはアイテム作りだ

 。だがこれだけでは意味がない。ただし意

 味がない事を最初はやってるんだ」

 かげろう「どういう事」

 三上二号「最初は扉をよりリアルにする必

 要があるからだ」

 おぼろは何も言わないあってるみたいだな。

 三上二号「そして扉が本物の扉と感じるよ

 うになった時に初めて意味をもたす」

 おぼろは何も言わない。あってるんだな。

 おぼろ「そうだ。扉をくぐる事により深層

 に近づくそう考えるんだ」

 やはりそうか。

 かげろう「それって」

 かえで「大変じゃない」

 そうこれは簡単じゃない。

 おぼろ「当然簡単じゃないぞ」

 だが人間は色々やり方ができる。つまりす

 ごいのは人間だ。

 三上二号「イメージをイメージ通りに作る

 これは技術のいる事だ。さらに条件付けこ

 れも高度なテクニックだぞ」

 かえで「でも何かひっかるけど」

 おぼろ「そうかかえで感じるか」

 時々かえでには驚かされるこれが野生の力

 か野生のかえでふと考えてしまった。

 三上二号「俺も予想だがこれでは足りない

 そしてこれこそが扉である意味があるんだ」

 おぼろ「わかったのか」

 三上二号「ああ予想だがな」

 おぼろ「聞かせてもらえるか」

 三上二号「数字番号だな」

 かげろう「番号ああそういう事ね」

 ここでかげろうは気がついたかかえで嗅覚

 はすごいんだがな。残念タイムアップか。

 おぼろ「数字の1から扉を作っていくんだ」

 かえで「あどんどん数字が大きくなってい

 くんだね」

 おぼろ「そうだ。だが数字にはまだ意味が

 あるわかるか」

 三上二号「戻る時だな。1番の扉を作れば

 いつでも戻れるわけだな」

 おぼろ「正解だ。これが階段と扉の違いっ

 てわけだ」

 三上二号「これは強烈な条件付けと完璧な

 扉が作れないとできない技だ。おまえの師

 匠はただものじゃないな。だがこれだけじ

 ゃあ幻術使いかわからないな」

 かえで「どういう事」

 三上二号「幻術使いはこれのさらに上を行

 く。これなら基礎の基礎だな」

 かげろう「これで基礎の基礎なの」

 かえで「基礎これで」

 三上二号「これは自分の為のものだからな」

 おぼろ「たしかにな幻術は他人に見せるも

 のだからな。使い方が違うな」

 三上二号「だがこれはこれで大事な技術な

 んだぞ人間の体をコントロールする。まあ

 これでおぼろの話は終わりだな」

 おぼろ「そうだな見事に丸裸にされた感じ

 だな。まいったな」

 かげろう「丸裸ね。おぼろにしてはやられ

 たって感じかしら」

 かえで「おぼろは裸が好きだからね」

 三上二号「何」

 裸が好きとんでもない発言がさすが野生の

 かえでさんすごい事言いますね。アッパレ

 だろうかだが嵐の予感がする。

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