あらわれたるもの―111・安心
文章の内容は変えず文章を読みやすく変更しました。
ここで何故こんな事になっているかだ。そ
れは二号を使った会話が一人にできないか
らだ。おいおまえちょっと話があるんだけ
どとはできない。個別で会話できたらいい
んだができない。もれなく全員に会話がと
どく。これがおかしな事になっているが今
の所対策はない。問題はおぼろにまともに
話が言ってるかだ。もう一つはぼけか天然
かわからないが話をややこしくする存在が
いるからだ。問題はぼけならまだましだが
天然は予想できないので最悪だ。だが今は
どちらかわからない。今の所かげろうはま
ともと信じたいがまだわからない。まさか
面白がってやってないよな。知能犯は恐ろ
しい。面白ければなんでもいいのよ。それ
オッホッホッホホ恐ろしい。何か似てるよ
うないや微妙に違うな。大事なのは全員会
話になれないとこれは会議みたいな感じだ
からな。ひそひそ話なんかしてるとチョー
クがいやそれは学校だな。だがその実感が
ないのでおかしくなる。
三上二号「かげろう落ち着け。おぼろはま
ともに聞いてない可能性が高い」
いってみたがこれはどうだ。
かげろう「そうなの」
かえで「そうなの」
おぼろ「そうなのか」
今のでわかった。人の話をまともに聞いて
ない。たぶん頭の整理ができてないんだな。
声が聞こえた。
多い日も安心。
安心だとそっちゃじゃない。
声が聞こえた。
いやだな。冗談ですよ。
そうかんん。
声が聞こえた。
どうしたんですか。
いやなんでもない。
声が聞こえた。
そうですか。
それで今は遅い時間だがどうしたんだ。
声が聞こえた。
いやなんか騒がしいので見にきました。
見にきた。み見にきたのか見にきたと言っ
たのか。
声が聞こえた。
いえ聞きにきたでした。
そそうかわ悪かったな。
声が聞こえた。
いえ大丈夫です。ひまでしたから。
ひまひまそそうかそうかますます。
声が聞こえた。
どうしたんですか。
いやいやなんでもない。
声が聞こえた。
そうですか。あ。
どどうしたんだトラブルなのか。
声が聞こえた。
すいません。電話がきたみたいで。
電話電話そそうか音はしなかったがバイブ
なのか。なんか遠ざかっていくような気配
があ戻ってきた。
声が聞こえた。
すいません。なんか仕事入ったみたいで出
かける事になりました。
し仕事そそうかあそっかなんか遠ざかって
いく気配がなんかわからないが仕事をして
るのか一時はどうなるかと思ったがこんな
遅い時間帯に遅い時間帯いやそそうだ地域
がわからないな。俺がいなくても二号の話
は続いてる。その後情報がくる。なんとか
おぼろが聞いてない事がわかったみたいだ
やれやれだな。
かげろう「そうなのね」
かえで「そうなんだね」
おぼろ「ああそうかもな」
こんなわけのわからない会話が続いてる。
ようはおぼろは会話に入ってないわけだ。
いつまで続くと思ったこの状況も
おぼろ「わかったぞ」
この一言で終わりになった。かげろうもか
えでも警戒してる。俺もだがもう何を信じ
ていいかわからない。思ったのはみんなに
はめられてる事だ。だが確認ができない。
だがまったく関係ない事で分かった事があ
る。声の存在は仕事に行ってるみたいだ。
だがこれもいやそうだな。信じる事は大事
だ。




