表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
先輩が僕を好きになる理由が嫌な件  作者: なんだかなぁ
976/1736

あらわれたるもの―108・普通の話

文章の内容は変えず文章を読みやすく変更しました。

 おぼろ「昔俺の家には父親の友人がいてな

 その人が俺の師匠だ。なんでも昔父親世話

 になってなその人が困ってるからうちの家

 にしばらくいるみたいな話だった」

 三上二号「という事は男なのか」

 おぼろ「ああ男の人だ」

 三上二号「そうか」

 おぼろ「どうかしたのか」

 三上二号「いやちょっと気になっただけだ

 。それで何を教えてもらったんだ」

 かげろう「そうね気になるわね」

 かえで「僕もしりたいな」

 おぼろ「別に秘密にしろと言われてないか

 らいいけどな。俺は集中力がなかったんだ

 。だからいつも中途半端でそれで師匠が俺

 に集中する方法を教えてくれたんだ」

 三上二号「それでどんな風に教えてくれた

 んだ」

 おぼろ「イメージだな」

 三上二号「イメージかなるほど」

 かげろう「たしかにそうね。イメージは大

 事ね。最初が肝心っていうし」

 かえで「そっか確かにそういうしね。僕も

 気をつけないと変に見られたら大変だし」

 三上二号「もしもしそっちのイメージとは

 ちょっと違うと思うんだが」

 かげろう「そうね」

 かえで「へへ」

 やられた。こいつらはいやそんな事より大

 事なのは。

 三上二号「おぼろイメージの何を教えても

 らったんだ」

 これを聞かないとな。

 おぼろ「それは何が大事かだな。イメージ

 をするのに」

 三上二号「大事な事か」

 たしかにイメージは大事だ。何が大事と言

 われえると答えにくいが。

 三上二号「それで大事な事はなんなんだ」

 おぼろ「リアリティだな」

 リアリティ真実性か。

 三上二号「おぼろもう少し詳しく頼む」

 おぼろ「俺が言われたのは観察する事だ。

 たとえば刃物だ。実際に刃物をイメージす

 るなら刃物をよく見るわけだ。すると刃の

 輝きなどそれらをイメージする事により切

 れる刃物がイメージできるわけだ。炎もそ

 うだ。実際に見ないと気づけない事が多い

 からな」

 三上二号「なるほどイメージの細部の作り

 込みだな。これがないとイメージとして意

 味がないからな」

 かえで「どういう事」

 三上二号「イメージの目的は脳を騙す必要

 があるからな。それにはリアリティが必要

 なわけだ」

 かえで「でもとんでもないイメージもある

 よ」

 三上二号「ところが脳はそれらにつじつま

 を合わせる力があるんだ。注意は必要だが

 だからイメージは本当のものでなくていい

 わけだ。矛盾してるかもしれないがな。こ

 こを理解できないとこの先には進めないわ

 けだ。だからここでついていけいないもの

 もいるだろう。だがこうなのだからしかた

 ないわけだ。ってかげろうもかえでもしっ

 てて言ってるだろう幽体離脱ができるんだ

 ったら」

 かげろう「あらバレちゃった」

 かえで「さすがだね」

 ああおもちゃあつかいだろうか俺落ち着く

 んだどうどう。

 三上二号「ただそれだけじゃないだろう」

 おぼろ「そうだな。だがさっきの事で俺の

 イメージの質が変わった」

 三上二号「たしかにイメージの質が変わる

 のは大きい。それだけ脳に負荷もかかるが

 な」

 おぼろ「ああだから訓練が必要なんだ脳も

 鍛えないとな」

 かげろう「なんだここまでなら普通の話ね」

 かえで「そうだね」

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ