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先輩が僕を好きになる理由が嫌な件  作者: なんだかなぁ
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あらわれたるもの―107・時間の問題

文章の内容は変えず文章を読みやすく変更しました。

 だが今はこっちだな。

 三上二号「おぼろどこに行ってたかそろそ

 ろ言ってもいいんじゃないのか」

 おぼろ「おい勘違いしてないか俺は太陽が

 爆発しないとおしえないからな」

 三上二号「そうかでも時間の問題だろ。爆

 発したかもしれないぞ」

 かえで「えそれって人類が終わっちゃうん

 じゃないの。えーどういう事」

 三上二号「かげろうおまえはわかってただ

 ろう」

 かげろう「あははバレちゃった」

 三上二号「おぼろおまえも知ってたんだな」

 おぼろ「ああ悪いなかえで」

 かえで「えどういう事」

 かえで一人がおいてけぼりか。

 三上二号「人間ならありえないが太陽は元

 々爆発するものなんだ」

 人間が俺今日爆発したんだ。あ俺もさっき

 爆発したってならないからな。

 かえで「えー」

 かげろう「ごめんね」

 三上二号「太陽の爆発。太陽フレアは小規

 模なら一日三回は爆発するんだ。三回もだ

 ぞ」

 かえで「と言う事は」

 三上二号「ああつまりだおぼろは秘密にす

 る気はなかったって事だ」

 かえで「そそうだったんだね」

 ただ俺もかえでが本当に知っているのか知

 ってないのかはわからない。この口調でも

 しも知ってるならこの演技はすごすぎるが

 これがこれの落としどころだな。これ以上

 は無理だわからない。何とでも口では言え

 るからな。さてそれでは次だな。

 三上二号「おぼろおまえが行ってた場所は

 静かな場所だな」

 おぼろ「ああ」

 かえで「静かな場所って」

 三上二号「深層だ。深層意識に潜ってたん

 だ。そうだな」

 おぼろ「ああそうだ」

 かえで「じゃあ今度僕も」

 三上二号「それは止めた方がいい。あの場

 所はとても危険な場所なんだ。おぼろがな

 んで行けるかも俺にはわからない」

 おぼろ「俺は元から潜れたからな」

 こいつはダイバーだったのかまあいてもお

 かしくないが。

 三上二号「そうかそれならわかるかもな」

 かげろう「どういう事」

 三上二号「深層に行く方法は瞑想なんだ」

 かげろう「瞑想」

 三上二号「ああと言っても簡単には行けな

 いがな。がんばっても最初は入口に入るぐ

 らいだ」

 かえで「入口」

 三上二号「瞑想に入ると呼吸がゆるやかに

 なる。そして外部の刺激を感じにくくなる

 。聞こえる音も小さくなり。ちょうど透明

 の何かをかぶせられれた感じだな。逆にこ

 れにならなければ瞑想じゃないかもな」

 かえで「目をつぶるだけじゃないんだね」

 三上二号「そうだ。だが外の音が聞こえる

 うちはまだまだだ。実は人間がいつもそれ

 を体感してる事があるのを知ってるか」

 かえで「なんだろう」

 かげろう「夢ね」

 三上二号「そうだ夢だ。だが何故問題が発

 生しないかそれは夢が覚めると時に目が開

 くからだ。これが同時に行われる。だから

 何も問題がおきない」

 かえで「もし目があかなかったら」

 三上二号「それが金縛りと言われてる現象

 だ体を動かす事ができない。いや体を意識

 できない。もしそんな時はどうすればいい

 と思う」

 かえで「目を開けようとすればあでも目も

 わからないんだ」

 三上二号「そうだ。入っても出る方法がな

 いんだ。深層はもっとやっかいだ。どうや

 って入ったかもわからない。そうだなおぼ

 ろ」

 おぼろ「ああそうだ。ある時突然別の世界

 に飛ばされた感じになる」

 三上二号「そこは生きてる中での全てから

 開放された場所だ。酒で酔っぱらってると

 は訳が違う。時計もない。時間の感覚がな

 いからな。だが何故か心地いいんだ。それ

 が恐ろしい。こんな気分の良い場所はない

 何かをしないととか考える事さえもない。

 何もする気がおこらなく心地の良い場所。

 普通は考えたりする事もないだろう」

 かえで「もしいつづけたらどうなるの」

 三上二号「死ぬか植物人間だな。そう恐ろ

 しい世界だ。意志の弱い者が入ったらまず

 出られない。外部の声も聞こえないしな。

 唯一考えられるは外部の刺激だ。夢だって

 ゆすられたら目が覚めたりするだろう。だ

 がもしも誰もいなければ意志の弱い者は終

 わりだ。当然いても気づいてもらわないと

 な。それほど危険な事なんだ。もしやる場

 合は人に頼んで起こしてもらうぐらいだ。

 時間を決めてな」

 かえで「おぼろはどうしてそんな事ができ

 るの」

 おぼろ「人間が魂だけの時に何が必要だと

 思うそれは意志の力だ」

 かえで「そっかそれでおぼろは魂の時に力

 を出せるんだね」

 かげろう「それでおぼろの人型は力が強い

 のね」

 おぼろ「ああ俺の師匠から教わった方法だ

 。だが俺からすれば長時間活動できる。か

 えでの方がすごいと思うがな」

 かげろう「それはたぶん違うわね。話を聞

 いて思ったけどたぶんかえでは省エネなの

 よ」

 おぼろ「そうかそういう事か無駄がないの

 か」

 かげろう「そうたぶん負荷が少ない分長時

 間活動できるのね」

 かえで「え僕はそんな事意識してないけど」

 三上二号「なるほどな。いわゆる天才って

 やつだな。意識しないでできるんだからな

 。だが逆にそれだけに誰かに教える事がで

 きないわけだ。自分で意識してないものは

 教えようがないからな。話を戻すが肉体を

 意識できない時に必要なのは意志の力だ。

 つまり精神力なわけだ。その場所から出る

 強い意志が必要だ」

 おぼろ「俺は扉から出てるがな」

 三上二号「そうかそこまでイメージできる

 わけだな。たいしたものだ。おまえまさか

 幻術使いか」

 おぼろ「いや俺は違うぞ。ただ俺の師匠が

 どうかわからないがな」

 三上二号「どういう事だ」

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