あらわれたるもの―101・さあみんなで考えよう
かえで「おぼろ調子はいいの」
おぼろ「絶好調だおらおらおらおらって感
じだな」
かえで「おらおら来た」
おぼろ「かえでおらおらおら」
かえで「ああひ・・・・・・で・・・・・
・き」
かげろう「ひできはダメよ」
かえで「えなんで」
かげろう「ひできは今机の中にいるからダ
メよ」
かえで「ならもう一度だね」
おぼろ「かえでおらおらおら」
かえで「ああひ・・・・・・で・・・・・
・お」
かげろう「ひでおならいいんじゃない」
三上二号「ダメだ全国のひでおさんにあや
まれ。かえで誰にも迷惑のかけないやつに
するんだ」
かえで「ならもう一度だね」
三上二号「かえでが何て言うかみんなも考
えてくれよ」
おぼろ「かえでおらおらおら」
かえで「ああああ・・・・・・け・・・
・・・ば・・・・・・ぶ」
三上二号「よしこれなら問題ないはずだ。
じゃあおらおらの話をしよう。今回もみん
なで考えくれよ。いくぞさあみんなで考え
ようスタートだ」
かえで「おらおらの話なんだろう」
かげろう「何かしら」
三上二号「かえでには活躍してもらうから
な」
かえで「ががんばるよ」
三上二号「おらおらだがそのまえはアタッ
でたぶん原点はアチャーだ。だからまずア
チャーについて説明しよう。アチャーに対
して追加した方がいいひらがな一文字があ
るんだが何かわかるか」
かげろう「なにかしら」
かえで「なんだろうわからないよ」
三上二号「正解はほだ。ためしにアチャー
二回の後にほをたして言ってくれかえで」
かげろう「無理しちゃダメよ」
かえで「大丈夫。アチャーアチャーホアチ
ャー」
三上二号「どうだ」
かえで「なんか臨場感というかやってる感
がすごくでるね。これだけですごい効果か
も」
三上二号「そうだろう。では逆に言っては
いけない言葉があるがわかるか」
かげろう「何かしら」
かえで「なんだろう」
三上二号「正解はこうちゃだ。二回の後に
かえでやってみてくれ」
かえで「いきます。アチャーアチャーこう
ちゃ」
三上二号「どうだ」
かえで「ダメだよ。リズムがめちゃくちゃ
だよ」
三上二号「そうだな。緊張した場面なのに
突然言われたら言った相手が心配になる。
大丈夫だろうか。体調が悪いのだろうかっ
て。では逆に入れてもいいものがある飲み
物だわかるか」
かげろう「まっちゃかしら」
三上二号「よしかえで同じようにやってみ
てくれ」
かえで「いきます。アチャーアチャーまっ
ちゃ」
三上二号「どうだ」
かえで「こうちゃよりはいいけどでもダメ
だね。あわないよ」
三上二号「そうだ。やはり合わない正解は
おちゃだ。ではかえでやってみてくれ」
かえで「いきます。アチャーアチャーオチ
ャー」
三上二号「どうだ」
かえで「いけるでもさっきよりも存在感が
ないね」
三上二号「そうだ。これはリズムを変えた
り様子を見るのに使える」
かげろう「そういう使い方をするのね」
かえで「と言う事はアチャーアチャーオチ
ャホアチャーかな」
三上二号「そうだそうやって緩急をつける
んだ」
かえで「なんかわかってきたよ」
三上二号「では次はアタツだ。これは単体
でも使えるし連続になるとアタタタタタと
スピード感を出せるすぐれものだ。ではこ
れにいれていいものを考えてくれ飲み物だ」
かげろう「何かしら」
かえで「わからないな」
三上二号「正解は水だ。かえでやってみて
くれ」
かえで「いきます。アタッ。アタッ。みず」
三上二号「どうだ」
かえで「どうだって全然だめだよ。何がな
んだかわかないよ。不思議オンパレードだ
よ」
三上二号「そうだろう。今度は水は水でも
英語で言ってみてくれ」
かえで「そっか。いきます。アタッ。アタ
ッ。ウオーター」
三上二号「どうだ」
かえで「さっきよりはいいけどやっぱり変
だよ」
三上二号「それは日本人だからだ。本来は
ワターが正解なんだ。ではやってみてくれ」
かえで「いきます。アタッ。アタッ。ワタ
ー」
三上二号「どうだ」
かえで「よくなったよ。全然違うよ」
三上二号「そうだろう。ではいよいよオラ
ー又はオラオラだな。これは完成形と言え
る。問題は言う時に最後は下げない事だ。
下げると単なるいかなものが何か言いたい
感じになるからな。おらおらのいいところ
はおらが二つになってる事だ。言い方によ
り。どんどん加速感が出せる。ではこの話
は終わる本題に行こう」
かげろう「え本題って今のがそうじゃなか
ったの」
かえで「そうだと思ってたよ。驚きだよ」
三上二号「いや言いたいのは同じ言葉を二
つ言った時の話だ」
かげろう「そうなのね」
かえで「そうなんだ」
三上二号「さるって言葉があるがこれにさ
るを追加するとさるさるになる。だがこれ
を二つ言う事により変化が起こる。かえで
言ってみてくれ2回ずつ続けて」
かえで「さるさる。さるさる。さるさる。
さるさる」
三上二号「どうだ何か感じないか」
かえで「なんかさるがいなくなる感じがす
る」
三上二号「そうだ。時間でどんどんさるが
遠くに行くような感じになる。では今度は
ねこにする。ねこでやってみてくれかえで」
かえで「ねこねこ。ねこねこ。ねこねこ」
三上二号「どうだ」
かえで「いくら言っても変化は感じないよ」
三上二号「そうだ。ねこはいくら言っても
変化はおこらない。次はいぬだ。いぬをや
ってくれ同じようにかえで」
かえで「いぬいぬ。いぬいぬ。いぬいぬ。
いぬいぬ」
三上二号「どうだ」
かえで「いぬが突然いなくなったよ」
三上二号「そうだ。いぬの場合は突然いな
くなった感じになる。ならいぬさるならど
うなるかやってみてくれかえで」
かえで「いぬさる。いぬさる。いぬさる。
いぬさる」
三上二号「どうだ」
かえで「いぬで考えるかさるで考えるかで
変化が変わるよ」
三上二号「そうだどっちを考えるかで変化
が変わる。ではいぬさるにねこをいれたら
どうなるか。最後をねこにして二種類をや
ってくれかえで」
かえで「いぬさるねこ。さるいぬねこ」
三上二号「どうだ」
かえで「最後をねこにすると何も起こらな
いよ」
三上二号「そうだ。ねこを最後にすると何
も起こらないんだ。何故かそれは起るんだ
がその後残ったねこによりキャンセルする
わけだ。脳が理解できなくて。じゃあねこ
を最後以外にしてやってみてくれ」
かえで「いぬねこさる。ねこいぬさる。ね
こさるいぬ。さるねこいぬ」
三上二号「どうだ」
かえで「最後がいぬからさるで変化するよ」
三上二号「そうだろう。最後がいぬかさる
で変化する。だがこの法則も完璧じゃない
。もし動物百匹の名前の後にさるかいぬを
つけたらどうなると思うかげろうにかえで」
かげろう「え百匹わからないです」
かえで「考えるの無理だよ」
三上二号「意味がわかってるが量が増える
と考えるのを脳が放棄するわけだ。つまり
こうだ。やってらんない。プハーってなる
わけだ。まあ何もなくてもプハーの人もい
るが思い当たる人がいるだろう。かげろう
かえで」
かげろう「たしかにあの人なんてそうね」
かえで「あの人がそうだね」
三上二号「ただし今の話でわかったと思う
がプハーの人って言うと色々な人を考えて
るのもありだしプハーをしてる人全部を含
む事にもなるわけだ」
かえで「本当だ」
かげろう「たしかにそうね」
三上二号「言葉って面白いだろう。んん。
どうやら時間みたいだ。2時限目はレッサ
ーパンダ―の腹は黒いが本当に腹黒いのか
の話だ」
かげろう「わあー楽しみだね」
かえで「そうだね。楽しみ楽しみ」
「パンパン」
おぼろ「終了だ。いつまで続けるつもりだ
おまえら」




