あらわれたるもの―98・まいる
文章の内容は変えず文章を読みやすく変更しました。
今回は何が大変かそれは由香だ。銀ちゃん
は特に考えてないが鬼丸と由香の組み合わ
せがまずい。由香の観察能力はすさまじい
鬼丸が女の子とばれる可能性がかなり高い
そうなると由香や銀ちゃんにも危険がある
かもしれない。つまり鬼丸と由香のバッテ
イングだけは避けないといけない。何故か
師匠が戻ってこない。それはいいのだが子
供じゃないので何かあったとも考えられな
い。
師匠「わたちまいごで帰れないの」
そんな事あるはずがない。いやあってはい
けいないいけないのだ。
「ゾクツ」
今寒気が走った。あるはずがないのだ。あ
ってはいけない。記憶喪失になったら。
師匠「わたちは誰ここどこ」
何てことを考えてしまったんだ。自分が怖
い。
「ボボボボ」
三上「なんだこれは恐ろしい」
さむいぼまでできた。というかあの師匠を
何とかできるものがいるのかどうか人間な
らまず無理だろう。それ以外はわからない
がこれは考えても意味がないな。考えるだ
け無駄だ。結論が出ない事はただ人はこう
いう事を考えたくなる生物であるが俺は修
行してるのですぐに切り替える。どうする
かやはりあれか俺は時間が経過するのを待
った。今俺の部屋には鬼丸がいる。俺が鬼
丸をみてるのだ。鬼丸は俺の部屋でお休み
中だ。良い子は寝る時間だからだ。となる
とそろそろだろうか鬼丸が目を開けた。こ
んな時間に起きるのはあいつらだ。ときど
きラノベを読んでるみたいだ。ラノベが読
みたくなったのかそれともなんだ。まあい
いか二号の出番だな。
三上二号「かげろう話がある」
かげろう「話なんでしょう」
三上二号「重大な話だ」
かげろう「えー重大な。もしかして家賃の
話ですか」
三上二号「家賃家賃家賃だともらってない
ぞ」
かげろう「冗談ですよ。でなんですか」
かげろうはいきなりとばしてきた。俺はど
うすればいいんだ。って別にどうする必要
もないか。
三上二号「実はビジネスで客が来るんだが」
かげろう「それがどうかしたんですか」
三上二号「観察力がすごいみたいで鬼丸が
女の子ってバレルかもしれないんだ」
かげろう「マジですか」
かえで「マジなの」
三上二号「マジだ」
かげろう「観察力がすごい。観察威力がそ
れってユーリみたいですね」
三上二号「ユーリおい誰だそれは」
かえで「小説の主人公だよ」
かげろう「ユーリまいるって題名なんです」
三上二号「何それってわわわわーんわわわ
わーん。ちゃっちゃちゃ。ちゃっちゃちゃ
。ちゃっちゃちゃっちゃちゃ。まいるな。
ちゃっちゃちゃ。ちゃっちゃちゃ。ちゃっ
ちゃちゃっちゃちゃ。てれるなってやつか」
かげろう「違います」
かえで「違う」
三上二号「何それってわわわわーんわわわ
わーん。ちゃっちゃちゃ。ちゃっちゃちゃ
。ちゃっちゃちゃっちゃちゃ。まいるな。
ちゃっちゃちゃ。ちゃっちゃちゃ。ちゃっ
ちゃちゃっちゃちゃ。こまったなってやつ
か」
かげろう「違います」
かえで「違う」
三上二号「違うのかなら飛行機に乗ってた
まるやつか」
かげろう「違います。飛行機の話じゃない
です」
かえで「違う」
三上二号「ならまいったまいった隣の神社
か」
かげろう「違います」
かえで「違う」
三上二号「ならまいったまいった隣の忍者
か」
かげろう「初めて聞きましたが違います忍
者は関係ないです」
かえで「違う」
三上二号「まいる」
がえで「がう」
三上二号「んん。なんだ何か獣がいるのか」
かげろう「いませんよ」
かえで「いないよ」
三上二号「そうか・・・・・・・まいる」
かえで「がう」
三上二号「何か感じるまさか・・・・・・
まいる」
かえで「がう」
三上二号「まいったな」
かえで「どしたの」
三上二号「まいる」
かえで「がう」
三上二号「まいったな」
かえで「どしたの」
三上二号「まいる」
かえで「がう」
三上二号「まいったな」
かえで「どしたの」
三上二号「まいる」
かえで「がう」
三上二号「まいったな」
かえで「どしたの」
三上二号「まいる」
かえで「がう」
三上二号「まいったな」
かえで「どしたの」
三上二号「まいる」
かえで「がう」
かげろう「ちょっとかえで遊ぶのは止めて
ください」
かえで「え何かあったの」
かげろう「あはははあ冗談だから」
かえで「あそうなんだ変なかげろう」
三上二号「ガービン」
かげろう「え」
かえで「え」
三上二号「ドービン」
かげろう「え」
かえで「え」
三上二号「チャービン」
かげろう「え」
かえで「え」
三上二号「ギュウギュウビン」
かげろう「ぎゅうぎゅうびん。どどうした
んですか」
かえで「ぎゅうぎゅうびん。何だろう。わ
からない」
三上二号「心配しないでくれちょっと言い
たくなっただけだ。そうちょっとだ」
かげろう「え」
かえで「ぎゅうぎゅうびん。あああるよね
。ある。そういうのあるある」
かげろう「えー」
三上二号「もう大丈夫だ」
かえで「よかったね」
かげろう「えー」
かえで「どうしたのかげろう」
かげろう「やっかーん」
かえで「え」
かげろう「どっかーん」
かえで「え」
かげろう「あっかーん」
かえで「え」
かげろう「ばっかーん」
かえで「ばっかーん。ばっかーんっていっ
たい」
三上二号「だ大丈夫か」
かげろう「はい。もう大丈夫です。ちょっ
と言いたかっただけですから」
かえで「なんだそっか。ばっかーん。なん
かわからないけどどうなるかと思ったけど
よかったんだよねこれで気になるけど・・
・・・・あはははもういいや」
かげろう「そそうよ。よかったのよ」
かえで「そっかよかった。一時はどうなる
かと思ったよ」
俺とかげろうは何か言いたいがなんとかこ
らえた。俺は言えたならたぶん。ズバババ
バーンと叫んでたかもしれない。




