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先輩が僕を好きになる理由が嫌な件  作者: なんだかなぁ
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あらわれたるもの―97・大変

文章の内容は変えず文章を読みやすく変更しました。

 そういえば銀ちゃんの声を聞くのは何年ぶ

 りだろう。

 三上「もしもし銀ちゃん三上だけど」

 銀子「お兄ちゃん久しぶり。声聞くのは本

 当に久しぶりだね」

 この会話には実は理由がある。

 三上「いつも悪いな由香の事を見てもらっ

 てて」

 銀子「それは由香チンは友達だからね。そ

 れに心配だからね」

 本当に助かる。実は銀ちゃんとは時々電話

 ではないが連絡してるのだ。本当に偶然だ

 がまさかあんなところにいるとはもちろん

 由香には内緒だ。銀ちゃんとは偶然会って

 メールのアドレスを交換できた。由香は忙

 しいので連絡しにくい。学校中も難しい。

 ただ銀ちゃんなら学生だしそれとなく由香

 の様子を見るように頼んだのだ。ただし銀

 ちゃんも知らない事もある。

 三上「実は今回こっちに来る事だけど条件

 があってな」

 銀子「何かな」

 銀ちゃんの明るい声に安心する。父上が何

 を考えてるかわからない。本当にそう思っ

 てるのかもわからない。ただ能力者は引き

 合うって話で銀ちゃんの適正を調べたいみ

 たいだ。ほんまかいなと言いたいが本当ら

 しい。なんと言ったらいいのか後は全振り

 とか何何だこれはと言いたいがしかたない

 こうなってしまったからだ。こうなったら

 言うしかない。

 三上「実は銀ちゃんに手伝って欲しい事が

 あって中学生でもできる事だから。それと

 交通費は半額なら片道分までは出せる事に

 なったんだけど片道でも結構な額だからど

 うするって話なんだけど。こっちの食事と

 泊まる所は確保できるって事で」

 これが父上の出した条件だ。由香は仕事で

 来る。銀ちゃんだけ特別扱いはできない。

 全額出すとかはさすがにできない。ただ今

 回で良い事が他にもある。それはお互い今

 が一番フリーだからだ。由香も銀ちゃんも

 来年は受験だ。俺もだ。こんな良いタイミ

 ングは今しかない。

 銀子「お兄ちゃんに会いたいし半額ならな

 んとかなるよ。だから後はお願いします」

 そっか思ったのは中学生はアルバイトでき

 ないしお金だってもってないだろうにごめ

 んな。

 三上「わかった。着替えなんか由香と一緒

 に送ってもらう事もできるから」

 銀子「えー由香は荷物持っていかないの」

 三上「ああ由香はあれだ仕事だから仕事道

 具があるからな」

 仕事道具は送るわけにはいかない。無くな

 ったら大変だからだ。だから由香は大変だ

 ただ銀ちゃんがいればずっと話す事もでき

 るしな。

 銀子「そうだ仕事だったね。それは由香チ

 ンと話するよ。楽しみにしてるから。じゃ

 あ失礼します」

 三上「失礼します」

 なんとか問題は解決した。後は父上に連絡

 するだけだ。移動する。ノックする。

 「コンコン」

 東上「誰じゃ」

 三上「三上です」

 東上「三上か入れ」

 三上「失礼します」 

 父上はいた。

 東上「なんじゃ」

 三上「由香の友達ですが条件を飲んでくれ

 ました」

 東上「わかったでは手配する。何かあるか

 なければ下がってよいぞ」

 三上「はい。失礼します」

 なんとか上手くいった。だが俺には他にも

 する事がある。今回は色々と大変だ。

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