あらわれたるもの―89・混沌
文章の内容は変えず文章を読みやすく変更しました。
声が聞こえた。
え。ウインウインを狙うんじゃないんです
か。
違うぞそれは。
声が聞こえた。
そうだったんですね。すいません。
ああわかったならいい。
三上「で実際どんなウインウインを考えて
るんだ」
爆笑「私がそのお化けの人森野さんに交渉
するつもりです。これは私達が作ったロボ
ットって使って効果が有れば売り上げの1
割をもらうのはどうでしょうか」
三上「1割かそれでも大変な事になる気が
する。問題は霊の方が納得するかだが後ク
レカ達だな」
爆笑「そこが問題です」
東上「黙ってるのもあれじゃしな。なら霊
が稼いだ分はクレカと半々にするか」
三上「いや半々は多い気がそれに人形代も
ありますから」
東上「そうじゃなそっちもあったな」
三上「人形はある程度適正を見ないダメだ
がそれはどうするんだ」
爆笑「それは私が調査しようと思います」
三上「そのお化けの森野さんには礼をしな
くていいのか」
なんか変な言い方になってしまった。
爆笑「そっちがありましたかなら2割にし
ますか」
三上「2割で1割わたすのか」
爆笑「いえこちら1割で後1割を森野さん
とクレカさんで分けてもらうのはどうでし
ょう」
三上「そうかなかなか金がかかると難しい
な。問題は霊がお化けとしてやってくれる
かもあるしな。捕らぬ狸の皮算用をやって
る気がするな」
爆笑「なら適正を見て契約するのはどうで
しょうか」
三上「霊と契約か」
よく考えると俺が由香に対して対応する金
はとセコイ事を考えてしまった。
声が聞こえた。
経費で落ちないんですか。
経費か難しいな。
接待にするか。
声が聞こえた。
なら接待費ですね。
そうだな。
無理だな。
なんで金がかかわるとこんなに難しくなる
んだ。
声が聞こえた。
亡者だからさ。
確かにそういうな。いやちょっとまて。
三上「人形の適正がなかったらどうするん
だ」
爆笑「ああ。ああ。ああ」
三上「まさかノープランなのか」
爆笑「すいません」
三上「あいやそれはしかたがないが」
爆笑「違うんです」
三上「違う。何が違うんだ」
爆笑「それが適正があるのは調べてたんで
す。すいません言いだせなくて」
三上「何」
爆笑「すいません」
そんなキャラだったのかなんか違う。今回
初めて知ったぞ。完璧超人。
声が聞こえた。
官兵衛提灯。
似てるようで違うな。
声が聞こえた。
乾杯商人。
微妙だな。
声が聞こえた。
関西町人。
微妙だな。
声が聞こえた。
岡っ引き役人。
時代劇か。
声が聞こえた。
すいませんネタ切れです。
終わりかしかし爆笑は違ったんだな。俺は
てっきりそうと思っていた。いやまてだが
すでに終わってるのは優秀じゃないのかす
ごいのにすごくない。なんだどういう事な
んだ。ちょっと待てと言う事は俺と由香の
話がリアルになったぞ。
三上「と言う事は後は俺が由香に頼めばい
いのか人形が使えるなら」
爆笑「はい」
なんだこれはコントか。
声が聞こえた。
混沌。
混沌そっちもあったか。
三上「父上に聞きたい事があるんですが」




