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先輩が僕を好きになる理由が嫌な件  作者: なんだかなぁ
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あらわれたるもの―83・混乱

文章の内容は変えず文章を読みやすく変更しました。

 男「おい何が聞きたいんだ」

 爆笑「あなたは何者ですか」

 男「何者だと。わからん。俺は自分が誰か

 わからん」

 爆笑「ではあなたはどこから来たんですか」

 男「どこから。それもわからん。気がつい

 たらここだ」

 爆笑「そうですかではあなたの目的は何で

 すか」

 男「俺の目的」

 男はニタっと笑った。

 男「それはな人を脅かす事だ。こんな楽し

 い事はない」

 人を脅かす事妖怪みたいな人ですね。

 爆笑「なら人を驚かせたらいいのですか」

 男「ああ。ああ。そうだ。それがいい」

 爆笑「わかりました。ではその人と代わっ

 てもらえますか」

 男「代わる。代わる。そりゃやめたほうが

 いい」

 爆笑「どうしてですか」

 男「ここを見ろ。こいつがこんな所にいる

 ってわかったら。なあ。やばいだろう。壊

 れちまうかもな」

 爆笑「あなたはいい人なんですね」

 男「いい人。やめろ俺はそんな話が一番聞

 きたくない。いい人気持ち悪い。そんな事

 言うならもう帰れ」

 爆笑「じゃあ人を脅かせたら。その人から

 離れてもらえますか」

 男「ああ。ああ。もしできるなら考えても

 いい。できるなら」

 爆笑「わかりました」

 三上は思った爆笑がこっちに来る。だが男

 は突然キョロキョロしだした。俺は思った

 見えてないんだあの男にはもう爆笑がだが

 まずいぞこれは俺はクレカに言った。

 クレカ「爆笑が戻ってきたらドアを開けて

 すぐ閉めてくれ。あいつがこっちに来る前

 に」

 そう言うとクレカもわかったみたいだ。そ

 う今あいつは混乱してるが頭がいいならド

 アが開く事に気がつくはずだ。そうなった

 らまずい。

 クレカ「わかりました」

 あいつがドアに来たらドアが開けられない

 なのに何故か爆笑はゆっくりこっちに来る

 だが早く来いと言えない。相手が気がつく

 からだ。何をやってるんだ。そうこうして

 るうちにやつが気がついた。まずいまずい

 ぞ。ドアに来る。まずいそ。速足だ。追い

 つかれてるぞ。何をやってるんだ急げ。だ

 が爆笑はあいかわらずゆっくりと歩いてる

 まてまってくれ。早く来い。どうなるんだ

 これはなんでこんな事になってるんだ。

 クレカ「三上これってまずいですよね」

 クレカもあせってる。

 三上「まずいかなり」

 そして爆笑よりも男がドアに来た。ダメだ

 間に合わなかった。俺は言った。

 三上「クレカダメだ間に合わなかった」

 クレカ「ああ。どうしたら」

 クレカの絶望的な声が。

 爆笑「何がダメなんですか」

 なんだこの声は。

 三上「何」

 クレカ「えーーーーーーーーーーーー」

 俺とクレカは叫んだ。俺も叫んでいた。緊

 張がそうさせたのだ。クレカは絶叫かもし

 れない。クレカは当然理解できないみたい

 だ。

 クレカ「ああ。ああ。ああーーーーーー」

 ダメだ。混乱してる。頭に手を当ててうな

 ってる。俺はなれてるがクレカは素人だ。

 俺はクレカの肩をつかんで言った。

 三上「クレカ理解できない事に飲まれるな

 。これがこいつの能力だ。考えても無駄な

 んだ。俺もわからない。だから考えるのを

 止めろ」

 俺は叫んだ。とにかくできるだけ短い言葉

 で意味を理解させないといけない。これで

 も短くしたつもりだ。大丈夫の連呼では意

 味がない。大丈夫何が大丈夫。だからしっ

 かり理解させないと。まあケースバイケー

 スだが。

 クレカ「ああ。わからない。ああ。三上も

 わからない。ああそうなん・・・・・・で

 すね。ああわかり・・・・・・ました」

 少しずつだが落ち着いて来たみたいだ。だ

 が流石だな。普通はそう言ってもなかなか

 頭の混乱は止まらない。これはやはり訓練

 されてるな。こんな状態でも俺はクレカを

 観察していた。いつも落ち着いてるクレカ

 の行動。これは鍛えられてる。そんな気が

 してたのだ。ゲートキーパのクレカは色々

 な人と喋る事が多いはずだ。俺も客相手に

 話をする事がある。やはり落ち着く事が大

 事だ。しかし爆笑は何をした。逆に考えら

 れる事がありすぎて実際わからない。だが

 考えるのは意味がない。爆笑に聞いても言

 わないだろうし。そう自分の手札を教える

 やつはいない。そんなやつがいたら愚か者

 だ。しかし爆笑最後の最後でやってくれた

 な。なんとかなったみたいだが。

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