あらわれたるもの―79・病気
文章の内容は変えず文章を読みやすく変更しました。
ふと頭によぎった。
歩きながらだがこんな事を今考えるとはだ
が聞いてみたい。
三上「質問があるんだが」
クレカ「なんですか」
三上「異世界って言語をどうにかする能力
があるのか」
特別なアイテムとか能力があるのだろうか
気になる。そんなのがあるなら俺達の世界
でも使えないだろうか。
クレカ「どういう事ですか」
三上「こっちの世界の特殊な力なのかよく
考えたら日本語がみんな喋れるのはおかし
いと思ってな」
それに喋るのがうますぎると言うのもある。
すると初めてクレカが反応した。
クレカ「まさか能力で日本語を喋ってると
言うんですか」
なんだちょっとまずいような。少しお怒り
なような。クレカはあまり顔に出さないが
ちょっと出てる。出てます。出てます。
三上「ああ違うのか」
クレカ「あのですね。小説や漫画の読みす
ぎです。私達は勉強してるんですちゃんと
。勉強です」
なんとやはりそんな便利な力はないのか。
まずい事になった。だがまだ聞きたい事が
これは止められない。すごく大事な事だ。
三上「ならみんな日本語が喋れるのか」
クレカ「それは違います。ただ王族は色々
な言語を勉強するんです。ゲートキーパ―
は言語に得意不得意があるんです」
と言う事はクレカは王族だから日本語が喋
れるのか異世界あるあると思ってしまった。
だがここで何かあれば言葉さえも通じない
って事だな。やはりここはとんでもない場
所だ。
三上「わるかった。やはり勉強しないとダ
メなんだな」
クレカ「はい。ですが王族でも全部喋れる
わけではありません日本語は特別なんです」
三上「何が特別なんだ」
クレカ「それは王族の言語の必須になって
ます。だからそちらの世界のどこの国でも
喋れるわけじゃないです」
なるほどここでは日本語がメジャーなわけ
かまあどんだけ俺達の世界で言語どれだけ
あるかと言われてもわからないからな。こ
れはそうだな。まあそうなると英語はわか
るんだろうな。共通語と言われてるからな。
三上「わかった理解した」
こう言えばいいだろう。さすがにでもまず
かったな。失敗した。では切り替えてまじ
めな話しよう。
三上「クレカ今回の俺達の調査だがそもそ
も人が強暴化する条件がわかるか」
クレカ「えそれは何なんですか」
三上「人が強暴化しても悪霊とは限らない
。その一つ目に病気がある」
クレカ「病気ですか」
三上「狂犬病って犬の病気があるがこれに
感染した人がかまれると強暴化する。日本
にいたおおかみもこれで絶滅したって話も
あるぐらいだ。なので日本には肉食獣がい
ない」
クマは雑食だからな。
クレカ「それって良い事じゃないのですか」
三上「そうと言うわけでもない。草食獣が
増えすぎても困る事がある。しかが増えて
崖が海に落ちた話もある。陸がなくなって
いくわけだ。植物は大地を縫う糸のような
もの。それがなくなれば大変な事になる。
しかも山は海を育てると言う山から出る落
ち葉枯れ葉が海に行き栄養になる。それに
より魚が育つわけだ。山がはげ山になれば
海も豊じゃなくなるわけだ。魚がとれなく
なる。浅瀬もそうだここは魚の繁殖にかか
せない。人工的に海を深くするとそういう
生物がすめなくなる」
クレカ「なるほど」
三上「ただ日本はそれらの事ができてない
草食動物の管理がこれにより問題が発生し
てるそれが現実だ。二つ目も病気だがこれ
は精神的なのものだ。ノイローゼとか。人
間は普段から色々な事を脳でコントロール
してる刺激なんかも。ただこれが一旦狂っ
てくるとすごいストレスが体にかかるよう
になる。小さい音が聞こえたり臭いに敏感
になったり。これは体のコントロールを脳
が正しくできてないからだ。それによりイ
ライラして強暴化するわけだ。これは自分
がなっていても気がつかないのが恐ろしい
。音がするのは相手のせいだと思う。殺人
事件にもなった事がある。そもそもどんち
ゃん騒ぎをしても寝る時もある。その時の
状況なのだ。これもわかってないと非常に
危険だ」
クレカ「勉強になります」
これらの心のコントロールは仙道や気功で
は重要だ。瞑想も目をつぶるがストレスが
たまると上手くできない。それなら寝た方
がいいわけだ。それを無理にやろうとする
のは非情に効率が悪い。自分に何が起こっ
てるかいち早く気づかなければならない。
そのために常に自分状態を把握する必要が
ある。何かがいつもと違うそれをわからな
いといけない。そうそれがおかしいと体に
異変があるって事だ。大事なのは自分の基
準を知る事だ。そういう事をいい加減に考
えてるといざおかしな状態になっても人の
せいだと思ってしまう。これがまずい。こ
れが心の病気の恐ろしいところだ。原因は
ストレスだ。だからストレスを緩和する必
要がある。




