あらわれたるもの―71・それはそれは何て言えば良いんだ
文章の内容は変えず文章を読みやすく変更しました。
クレカ「前に言おうとした事があるんです
が・・・・・・」
前に言おうとしたなんだ。なんだった。わ
からないぞ。なんだ思いだせない。
クレカ「実は・・・・・・私達はら裸族な
んです」
裸族。裸族。裸族。
三上「あっ」
らそうだ思いだした。ら言ってた。あれは
ラノベが好きじゃなかったのかだがまさか
裸族。裸族だったのか裸族と言われれたが
考えてしまう。それはそれは何て言えば良
いんだ。この国の価値観は俺にはわからな
くて当然だ。だから相手の国に合わせるの
は当たり前だ。これは観光じゃないビジネ
スだからな。いや観光だって合わせるべき
だ。だが。
三上「聞いていいか裸族って意味があるの
か答えられるなら答えてくれ。答えられる
範囲でいいので」
これでもダメならしかたない。クレカには
答える必要がないからだ。日本人になんで
米食べるんですかって質問をするかって話
だ。答えは大きなお世話だ。
クレカ「実は昔からじゃありません。私達
の国は体の弱い者が多かったのです。ただ
原因がわからなかったのですが。あちらの
世界の人が教えてくれました」
三上「ななんて教えてくれたんだ」
ここまではセーフだと思う。しつこい気も
するが。
クレカ「実は私達の国は日照がとても少な
いのです」
なるほど。こっちの世界でもそんな国があ
ると聞いた事がある。ただそれよりも少な
いのかもしれない。ちなみに食欲の秋とは
日照が不足したのを食事でおぎなってるっ
て話がある。
クレカ「実は半信半疑でしたが実際元気に
なったものが多くいたのでこうなりました」
三上「なるほどわかりました」
クレカ「ただ女性の場合は裸では胸がたれ
るのでこれを使います」
そうやってクレカが見せたのは胸を最低限
支える為の胸につけるもの。これを装着し
たクレカだがつけても胸はまる見えだ。だ
がこれか胸にあった模様のわけがわかった
何かの動物かわからないがなんかの形に見
える。翼いやあれはコウモリ。意味はない
かもしれないがクレカの準備は終わったみ
たいだ。なら行かないと。結構な時間がか
かってる気がする。
三上「クレカではそろそろ行かないか時間
がかかってると思うのだが」
クレカ「わかりました。では私の後ろをピ
ッタリとついてきてください。はぐれると
大変な事になりますから」
俺達はクレカについて歩きだした。ぴった
りとこれは冗談気分で聞いていたら。とん
でもない事になる。緊張が走る。まっすぐ
左またまっすぐ右またまっすぐ左またまっ
すぐこんな事を繰り返していた。何のこと
かさっぱりわからない。これがテレビ番組
ならすぐにチャンネルを変えるレベルだ。
爆笑は何も言わない。
クレカ「そこに石がありますがそこは踏ま
ずに飛び越えてください」
石ああ石か俺達は言われた通りにした。だ
がその瞬間急に明るくなった。なんだここ
はそこはお店が立ち並ぶ商店街だった。い
つのまにそしてどこから来たかわからない
人もそこそこ歩いてる。後ろには洞窟なん
てないからだ。石もない。あらためて周り
を見るが商店と言っても食べ物や雑貨を売
ってるみたいだ。それに出店って感じだ。
布のような屋根があるだけだ。そんなのが
並んでる。果物なんか見た事もあるものみ
たいだが違うんだろうな。食べたくても食
べれない。何故か食欲もない。それに食べ
たらどんな恐ろしい事になるか想像もでき
ない。
クレカ「そろそろなんですがこれを舐めて
もらえますか」
そう言って渡されたのが飴玉。いやそうと
しか見えないものだった。赤い色をしてい
る。ちょっとまて裸のクレカはどこから出
したんだこれを謎だ。聞いても教えてもら
えないだろうしとんでもない事を言われた
ら理解できない。しかも舐めるのかいや舐
めてくれと言われたら舐めるしかない。ど
こから出したかは考えないようにしてそう
思ったら。爆笑はもう舐めていた。早い俺
もすぐに口に入れた。だが甘いわけじゃな
かった。飴ではないわけだ。薬みたいなも
のか贅沢はいえない。命にかかわる可能性
だってあるのだ。
クレカ「かまないでください。それにより
こちらの世界へ肉体を調整します」
俺はこの世界を見た。そうそれはやはりそ
うだった。裸族信じらなかったがそこにい
る男も女もみんな裸だった。ドキットじゃ
ないよな。ドキットならすごすぎる。そこ
にいたのは一人や二人じゃないからだ。だ
が思ったのは子供はいない。やはり子供は
まずいって事なのかこの世界も後感じたの
は日差しがあるのにあまり感じない。今の
こちらでは考えられない。どんどん日差し
がきつくなってるこちらでは店を見ていた
がこちらの世界と変わらない感じがする。
実際はわからないが店員が全裸はこちらの
世界でしかないがこっちの世界では冗談も
何も即逮捕だ。何故か美形が多い気がする
当たり前だが俺達が裸でいるのを周りの人
は何も感じてないみたいだ。それはそうだ
ろう相手も裸だしこれが裸の付き合いかっ
てわけのわからない事を考えていた。裸の
人間に何でおまえ達は裸なんだって聞かれ
る事ほど意味不明な事はない。だがさいわ
いそんな事は起こらなかった。見た目も特
にこんな人いてもって思う感じだ。違う世
界の人間特有って感じでもない。




