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先輩が僕を好きになる理由が嫌な件  作者: なんだかなぁ
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あらわれたるもの―43・強欲

文章の内容は変えず文章を読みやすく変更しました。

 三上が次はどうするか考えてる間に話は東

 上と流が最初に会った時にさかのぼる。

 

 流「お久しぶりです東上様」

 東上「流も元気そうじゃな」

 流「三上はどうですか」

 東上「悪霊を倒せる程にはなったがな。あ

 れはまだ無理じゃ」

 流「そうですかただ三上は刀に好かれる者

 です」

 東上「人が刀を選ぶわけでなく刀が人を選

 ぶわけじゃな。それもまた才能じゃな」

 流「そうです誰もが持ってるものではあり

 ません。だから三上はいずれあれも使いこ

 なせるでしょう」

 東上「そうかいずれあれもか」

 流「はい」

 東上は話に夢中でやっと横にいる子供に気

 がついた。

 東上「おおすまんすまん話が長くなったな

 。それでその子はいったい」

 流「この子は鬼丸。鬼丸挨拶をしなさい」

 鬼丸「こんにちは鬼丸です」

 東上「鬼丸どうやらわけありか」

 流「はい。わけはいえませんがこの子は女

 の子です。ただ今は男の子のふりをしてま

 す。今はわたしが守っております」

 東上「んん。それでどうした今回は」

 流「実はこの子を何日か預かって欲しいの

 です」

 東上「こちらでかそれはいいがお主はどう

 する」

 流「私は行く場所ができました」

 東上「それは」

 流「警察です」

 東上「警察じゃといったいどうした」

 東上は驚いた。

 流「協力を頼まれました」

 東上「協力何のじゃ」

 流「ここだけの話ですが鬼と人が戦った記

 録があるとか」

 東上「何鬼じゃとそれはまことか」

 流「はい。なんでも剣士だったとか」

 東上「剣士じゃと」

 流「はい。それで私に見て欲しいみたいで

 す」

 東上「その者は鬼と戦って勝ったのか」

 流「わかりません。そこまでは教えてもら

 えませんでした。もしかしたら色々と問題

 があるのかもしれません」

 東上「問題とはなんじゃ」

 流「わかりません。ただ警察的にまずい事

 かも知れません」

 東上「そうか」

 流「話では内容を全部見せてもらえるかも

 わかりませんが鬼を見れる貴重な機会では

 ありますので」

 東上「そうかわかった」

 流「それと鬼丸の事ですが女の子と知って

 るものはできるだけ少なくしたいのです。

 これは三上に頼むつもりですが」

 東上は腕時計を見る。

 東上「そうか何もなければもうすぐ帰って

 くるはずじゃが」

 流「そうですか」

 声が聞こえた。

 よろしいですか。

 なんじゃ気になった事でもあったか。

 声が聞こえた。

 はい。あのあれもと言っていたやつが気に

 なるのですが。

 ほう強欲が気になるか。

 声が聞こえた。

 強欲と言うのですかそれは。

 強欲実は昔からわが寺にある刀じゃ実は刀

 の存在を隠す為にこの寺は作られたとも言

 われてるのじゃ詳しくはわしにもわからん

 が。

 声が聞こえた。

 ただの刀じゃないのですか。

 違う選ばれた者でなければ近づく事さえも

 刀がゆるさないそういう刀じゃ。

 声が聞こえた。

 どうすれば選ばれるのですか。

 そうじゃな悪霊を1万いや10万ぐらい退

 治すれば。

 声が聞こえた。

 10万ですかそんな事ができるのですか。

 10万と言っても悪霊のクラスによるから

 な強い悪霊ならもっと少なくてすむのじゃ。

 声が聞こえた。

 では。

 いや今のままでは無理じゃなただ20歳に

 なって儀式をすれば本来の力が出せる様に

 なるのじゃ。

 声が聞こえた。

 そうですかでは儀式さえすれば。

 いやそこからは自分で力を出せる様になら

 んとなそれも刀が教えてくれると言われて

 おるのじゃ。

 声が聞こえた。

 それは。

 つまりじゃ力をどれだけ使えるかは刀にど

 れだけ教えてもらえるかなのじゃ。

 声が聞こえた。

 なるほど。それで刀に好かれる必要がある

 のですね。

 そうじゃ。

 東上は思い出していた。

 強欲から聞こえてくるのはおまえダメだ。

 ダメ何故ダメなんだ私は。

 わからないのかそれがわからないからおま

 えはダメなんだ。

 結局強欲は東上を近づかせてくれなかった。

 もっとも東上の父親も祖父も無理だったが

 もっとも使えた者もいるだがそれは歴史上

 数人。

 この後三上がやって来たのだ。

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