あらわれたるもの―37・ならあいつしかいない
文章の内容は変えず文章を読みやすく変更しました。
師匠は時計を見ていた。
流「3分たちましたよ。わかりましたか」
優しい言い方で尋ねる流。
だが三上にはわからなかった。
三上「わかりません」
流「そうですか実は鬼丸は私よりもスマホ
がつかえます」
三上が思ったのが師匠は機械音痴あまり情
報にならないと考えたが鬼丸の事を考える
とそれはすごい事なのか基準がわからない
ので頭がまとまらないそこでつまらない事
を聞く事に。
三上「鬼丸はスマホを持ってるんですか」
流「持っていません。理由は後で話ます」
あれなら師匠はなんで言ったんだ。
流「ヒントなんですがまだわかりませんか」
ヒントこれがなのかスマホが使えるのが何
か意味があるのか三上は考えたがわからな
かった。
流「わかりませんか」
三上「はい」
流「では何故私がああ言ったか話をしまし
ょう。あの時私がああ言わなかったら鬼丸
はどうしたと思いますか」
三上「どうしたんですか」
流「鬼丸は待つ事に不安を考えるでしょう
。そして他に何かないか考えると思いませ
んか」
三上「それは」
言われればそうかもしれないただしそれは
もっと年齢が大きければだがあの年齢でそ
れを考えるのか三上は自分の時の事を思い
出した。
流「一番まずいのは鬼丸に知識を与える事
です。いいなずけとか婚約とか」
三上「えーそれを分からせない為にあんな
事を言ったんですか」
驚きだったもしも鬼丸が中学生なら考えた
かもしれないが。
流「ああ言えば待つ方が良いと思うと思い
ませんか」
師匠まさかそこまで考えるとはあんな感じ
で婚約してくれと言われたらさすがにまず
い誤魔化すのもめんどくさそういや知識が
あれば誤魔化せないぞ。
ゾーっとするそうかスマホが使えるって言
うのは検索で調べられるって事かある意味
すごい事かも実は検索はテクニックがいる
目的の事にどうやってたどりつけるかこれ
はある意味センスそれがあるのかそんな風
にも聞こえた。
流「どうやらわかったようですね」
三上「はい。でもなんで俺と結婚したいと
言ったんですか」
流「それは私にもわかりません。鬼丸は不
思議な子なんです」
三上「不思議どういう事ですか」
流「口に出して説明するのは難しいです
ね。なんか違和感があると言ったらいい
のか。そのうちわかると思いますよ」
違和感どういう事いや結婚の話で違和感だ
らけだがそのうちとはどういう意味たしか
にあの行動は理解できないまさか他にも起
こるのか何か。
流「実は三上にお願いがあります。鬼丸が
女の子って言うのは秘密にしたいのです。
この寺でそれをしってるのは東上様と三上
だけです。私は用があり行く場所がありま
す。その間おまえに鬼丸の事を頼みたいの
です」
三上「具体的にどんな事をするんですか」
流「お風呂に入れたり。一緒に寝てあげて
欲しいのです。あれでも寂しがりやなんで
すよ」
なんかとんでもない事にお兄ちゃんとは呼
ばれたかったがなるほど女の子とばれるの
がまずいからそういう事ですか。
三上「では寺では男の子としてすごすわけ
ですね。他の坊主にもばれるとまずいわけ
ですね」
流「そうです。人の口には戸は立てらませ
んからね。逆に情報を出すわけです。間違
ったですがその為に服装も男の子の恰好を
してます」
三上「ただ俺は学校がありますよどうする
んですか」
流「それですが誰か信用ができる者はいま
せんか」
三上は考える信用できるかならあいつしか
いない。
三上「今から呼びます」
流「どうやってですか」
こうやってです。




