あらわれたるもの―33・なんかどっかのCMみたいだが
文章の内容は変えず文章を読みやすく変更しました。
流は笑っていたがいつまでも笑ってるわけ
にはいかない三上の困った顔も見れたので
行動を起こす。
流「鬼丸もうそれぐらいにしておけ兄弟子
も困ってるぞ冗談なんだろう。それぐらい
にしといてやれ」
三上は思ったこの後に及んで鬼丸のせいに
するんですか師匠師匠まあそれでもいいで
すけどねさすが師匠ですね最後まで完璧で
すねああとにかく早くこの変な空気をなん
とかしてくださいさっきから何も言わない
父上が不気味すぎるぴくりともしないまさ
か幽体離脱を陰神ですかさすがにそれは無
いと思うが。
鬼丸「え」
流「なんだどうした」
鬼丸「私は私は本気です」
師匠どこまでしこんでるんですか三上は頭
の中で叫んでいた。
流「何」
あれなんか変な感じがいやそんなことはそ
うだこれも演技だ演技演技演技なのかだが
これ以上ひっぱっても寒いだけこれはあま
りにうまくないだいたいこれの落ちが見え
ない。
鬼丸「本気です」
流「本気だと」
これはいったいまだやる意味があるのかや
る意味がわからなくなってきた。
鬼丸「本気です」
流「本気だと」
いやまさか。
鬼丸「本気です」
流「・・・・・・あ私は急用を思い出した
失礼」
立って逃げようとする流。
「ガシッ」
三上が流の足首をつかむさすがに女性なの
でどこでもつかめるわけじゃない。
三上「おまちください」
三上はここで逃げられたら収集がつかない
と思ったこんな状態たまったものじゃない
自分でもこの展開は考えていなかった。
流「ええい離せ離してくれ武士の情け離し
てくれ」
武士の情けですか武士の情けって何を言っ
てるんですかそれはこっちがいいたいです
よ師匠こっちに情けをくださいこんな状態
無理ですから。
三上「いいえ離しません。絶対に離しませ
ん。行くなら責任をあ責任を取ってからに
してください」
師匠鬼丸の保護責任者あなたですよこれの
責任を取ってください三上は足首を握るだ
が手に力を入れすぎないよう対応していた。
こんな状態になってる時に東上は。
声が聞こえた。
なんかさらにとんでもない事になってるん
ですがほっといてよいのですか。
よいほっておけ。
東上はかかわりたくなかった。
今の状況は東上の理解をはるかに超えてい
た。
若いものの事は若いものにまかせればよい
のだ。
声が聞こえた。
わかりました。
東上から見ればどこをどう突っ込んでいい
のかもはやわからないまるで時代劇を見て
るみたいだ。
流ならこんなのは簡単に脱出できるがそれ
にはスイッチを入れる必要があるそれとさ
すがにこれは気が引けたのだそれが流の動
を鈍らせた。
それが東上から見て信じられないだから二
人で演技してるように見えたのだじゃれあ
ってるみたいに。
流の動きが止まった。
流「わかった」
三上「師匠」
どうやらなんとかしくれるみたいだありが
たい三上は足を離した。
すると流はやーいやーい騙されてやんのと
逃げたりはしなかったさすがにそこまで酷
くはなかった。
流は鬼丸に近づいて言った。
流「鬼丸知ってるかこの国は女は18歳に
ならないと結婚できないんだぞ」
鬼丸「そそうだったんですか」
流「昔は親の許可があれば16歳で結婚で
きたが今はだめなんだ」
鬼丸「そそうだったんですか」
なんかどっかのCMみたいだが三上は思っ
たさすが師匠なんとかしてくれそうだ。
だがやはり流は流それは流が流以外の何も
のでもない流だからだ。
流「だからだ18歳になるまで待ってその
後はどんな手段を使ってもいいからこいつ
と結婚しろ。その時は私も手伝ってやろう
。だから18歳になるまで待つんだわかっ
たな」
鬼丸「はい」
元気よく鬼丸は返事したそう言って鬼丸は
にぱっと笑った。
あれなんかこれ上手くいったのかいったの
だろうか三上は混乱していた。
それを聞いて東上は。
声が聞こえた。
なんかもう考えられない事になってるんで
すが大丈夫なんですかこれは。
声の主はかなり動揺していた。
よいどうやら若い者同士で話がついたみた
いじゃ。
声が聞こえた。
えーこれがですかこれがああ。
声の主は信じられない感じだ。
東上は考えるのを放棄した。
こうなったらなるようになれじゃわしゃし
らん。
しかし話は聞いていた。
どうせ18歳になるまでまだかなり時間が
あるしな。
東上は冷静だった。




