あらわれたるもの―22・Aさんは何を考えてたのか
文章の内容は変えず文章を読みやすく変更しました。
座敷犬「だが本題はここからですワン」
坊主2「そうですこれは序章にしかすぎま
せん」
座敷犬「あなたは写真を公開されたくなか
ったら給食のデザートを渡さなければいけ
なくなったんですワン」
坊主2「そうですしかも」
座敷犬「わかりますワン。あなたが好意的
に綾小路さんにデザートを渡してるって事
になったんですワン。本当は綾小路さんの
よこせの合図で渡してるのですがワン」
坊主2「そうです私の給食からプリンゼリ
ーフルーツポンチその他色々な物が消えま
した。しかも綾小路さんにそれらを貢いで
ると思われる形で」
ここまで順調そうですね。
ただ今回の話は複雑で押さえる所を間違え
るととんでもない事になりますからなんで
こんな事になったのか不思議でしかたあり
ませんがそれだけに恐ろしくもありますと
りあえず探りますか。
座敷犬「あなたは杉下さんがあなたの事を
どう思ってたか知ってましたか」
坊主2「杉下さんはいつも私をからかって
たんです。困った人でした綾小路さんがい
るのに」
やはりそうでしたかまずは一つ目。
座敷犬「あなたは杉下さんと綾小路さんの
関係を気にしてたんですね」
坊主2「後から知りましたが当時は仲がよ
すぎるいぐらいでしたがまさか二人がそん
な事とは」
座敷犬「大丈夫ですか頭はワン」
坊主2「失礼な何てことを言うのですか」
座敷犬「杉下さんが綾小路さんに色々と教
えてくださいって言ったのはテレビゲーム
の話ですワン。杉下さんはゲームが下手な
ので綾小路さんが教えてたんですワン。先
生って言うのはおかしいので綾小路さんが
自分が先に生まれたからお姉さまって呼ん
でって言ったんだワン」
そうそれをまんまと信じてしまったんです
よあなたは。
坊主2「まさかそんなでもどうして知って
るんですか」
座敷犬「それは個人情報なのでこれ以上は
言えませんワン」
動揺してますかだがね驚くべき事はまだあ
るんですよあなたはミスをしたんです。
座敷犬「あなたが知らない事はまだあるん
ですワン。杉下さんはあなたの事が気にな
ってたんですワン。いつもみんなを笑わせ
ていたあなたを綾小路さんに協力したのも
あなたと仲良くなれると思ったんですワン
。女の人は興味がないと関わらないんです
ワン。しかも三人で遊びに行こうって言っ
てもあなたはまともに話をしてませんワン」
坊主2「そんな私はからかわれてると思っ
たんです」
座敷犬「部屋に遊びに来てと言っても行き
ませんでしたワン。女の子はなかなか部屋
に入れてくれないんですワン。それなのに
残念ですワン」
坊主2「そうだったんですね」
これで二つ目そろそろ止めをさしますか。
座敷犬「あなたの最大の問題はあんな事を
されても綾小路さんでもいいかから綾小路
さんがいいになっていった事ですワン」
「ガーン」
強烈なショックが坊主に起った。
坊主2「そうですなんか魅力的に感じて」
冷たくあしらわれる事に目覚めてしまった
んですねかわいそうにすっかり綾小路さん
に洗脳されたんですね綾小路さんはあなた
が杉下さんを選んでもどちらでもよかった
んですが結果は綾小路さんが思った通りに
綾小路さんの実験は成功したわけですこれ
で三つ目おわりです。
座敷犬「それがあなたの失敗です。そして
綾小路さんは転校してしまった」
全て綾小路さんの掌の上だったわけです。
坊主2「ちょっとまってくださいそれでは
まさか最初から」
そんなバカな。
坊主2「グアッ」
突然坊主2の体に激痛が坊主の痛みはどん
どん強くなるだんだんと痛みで意識が遠く
なる坊主。
座敷犬「あなたはここまでよく耐えました
。でも残念ここまでです。ではごーよんさ
んにワンゼロ」
坊主は気が遠くなった。
「プシャ」
体の体液が出た気が私は死ぬのかわずかな
意識で感じるこんな事を知ってもうどうで
もいい流石にそこまで考えなかった。
ただもう何も考えられなかった。
その後意識が無くなった。




