あらわれたるもの―18・坊主の過去そこにあらわれたのは
文章の内容は変えず文章を読みやすく変更しました。
何だこれは坊主にはその辺がはっきりしな
いそうは考えたがそれを口に出すような事
は普段からしない。
だが自分で言ったのは確か考えていたのも
わからないのは何故か緊張してるここで精
神的な訓練もやっているなのに大海に小舟
で出てすさまじい波に揺られてる気分もう
大変な状態いつ海に落ちてもおかしくない
船にしがみつくだけで精一杯何をすればい
いかわかっているのに頭に出てこない。
座敷犬「犬だと思って舐めてもらっちゃ困
るんですがワン」
さらに緊張がいったい自分はどうしたのか
まるで暴れ馬に乗らせてるみたいでコント
ロールできない今にも振り落とされそうだ。
座敷犬「あんたうすっぺらいですね人間が」
よく聞こえなかったが何か感じるこれはさ
らに緊張がその瞬間突然体が痺れ出した。
もう何がなんだかわけわかめな状態坊主で
も無理な状態これ絶対無理なやつこれ絶対
無理なやつたとえ鍛えた坊主だとしても無
理な事あるんです。
混乱しすぎで冷静になれないどんどん体が
痺れて倒れた状態になる体に力が入らない
体が伸びて平面人間になった感じまったく
動けない根性でも無理座敷犬は近づいて坊
主に言った。
座敷犬「あんたコマを巻く時は女巻きです
ねワン」
「ガーン」
坊主1「何故それを」
坊主は思った何故それを知ってるんですか
自分の思い出したくない封印の記憶を体に
痛みが走った。
「アッ」
座敷犬「放課後教室で何度も手に乗せよう
として挫折しましたねワン」
坊主1「バカなあの時は誰もいなかったは
ずです。どうしてそれを」
そして体にさらに痛みが。
坊主1「グアッ」
座敷犬「実は一人だけあなたを見てたんで
すよ。誰だと思います。綾小路さんですワ
ン」
坊主1「綾小路綾小路はあの時先に帰った
はずです。見たいテレビが有ると言って人
気の特撮番組なので男はみんな帰ったはず
です。まさか帰ってなかったのですか」
座敷犬「違いますよ綾小路さん女性の方で
すワン」
坊主1「えー綾小路さんそんな事が」
座敷犬「あんたが何故できないんだって叫
んだ時に綾小路さんは言ったんです。女巻
きだからよ。だがあなたには綾小路さんは
見えてなかった。声が聞こえてなかった。
綾小路さんは悲しそうに聞こえてないのね
残念だわ。さようならと言ってその場を去
ったのですワン」
坊主1「そうだったのか私は気がつかなか
った。その後彼女の様子がおかしかった。
何日か後彼女は転校したがそっちだと思っ
ていた。そうじゃなかったんですね」
座敷犬「残念な事です。彼女はあなたが立
ち直るのを待っていたんですが他にもあり
ますがワン」
坊主に考えられない激痛が坊主には後半は
よく聞こえなかった。
「グアッ」
だんだんと痛みで意識が遠くなる坊主。
座敷犬「流石ですね。ここまでよく耐えま
した。でも残念ここまでです。ではごーよ
んさんにワンゼロ」
坊主は気が遠くなった。
「プシャ」
体の体液が出た気が私は死ぬのかわずかな
意識で感るもう何も考えられない意識が無
くなった。




